新しい日本語AI応答API「DomainLLM API」の登場
Axcxept株式会社は、北海道を拠点に革新的な日本語AI言語モデルの提供を行う企業です。最近、同社は「DomainLLM API」と呼ばれる新しいサービスの事前利用申請を開始しました。このAPIは、GPT-4レベルの高度な日本語処理能力を備えたAI応答システムを実現しており、企業のデジタルトランスフォーメーションを支援する上で画期的なソリューションとなることが期待されています。
EZOシリーズを基盤にした高性能AI
DomainLLM APIは、Axcxept社の独自開発した「EZOシリーズ」を基礎にしています。このシリーズは、日本語力向上に向けたトレーニング方法を採用しており、安定した結果を出すことができます。また、軽量かつ高性能なモデルを提供しており、特定のドメインに特化したAIを構築することも可能です。これにより、企業は自社のニーズに合わせたAI活用ができるため、効率的な業務運営が期待できます。
事前利用申請の詳細
今後、申請を希望する企業は、特設のフォームから事前利用申請を行うことができます。申請期限は8月末までで、申し込んだ企業は事前利用期間中、無料でAPIを試すことが可能です。ただし、応募状況に応じて案内が行われるため、早めの申請が推奨されています。事前利用には共有サーバーの利用が含まれ、数日間にわたって体験することができるよう準備されています。
高品質な日本語応答の実現
DomainLLM APIの魅力は、その高性能な日本語AI応答にあります。EZOシリーズモデルは、OpenAIのGPT-4 Turboと同等の日本語処理能力を誇り、業界でも圧倒的なパフォーマンスを発揮します。実際に、EZOシリーズのモデルは各種評価基準において、トップクラスのスコアを取得しており、特にElyzaTasks100やJapanese MT Benchでのテキスト生成能力は高く評価されています。このように、信頼性の高いAI応答を通じて、企業の顧客対応やデータ処理の効率化を支援します。
安全で柔軟なデータ管理
Axcxept社は、クライアントデータの保護を最優先としており、すべてのデータ処理や保管を日本国内で行っています。これにより、クライアントは安心してデータを利用できる環境が整っています。また、月額10万円から利用可能なサーバーレス従量課金制や、企業専用のサーバーAPIプランを選択できるため、幅広い企業ニーズに応じた柔軟なプランが提供されています。
ニーズに合わせたドメイン特化モデル
さらに、DomainLLM APIでは、各企業の特定分野に応じたモデルも利用可能です。このため、企業は自社の業種や業態に適した高精度な結果を受け取ることができ、業務の特性に応じた最適なAI活用が促進されます。
企業の声と今後の展望
代表取締役のKazuya Houdatsu氏は、「DomainLLM APIは、日本企業が安心して利用できる高性能AI応答サービスです。GPT-4レベルの日本語処理能力とデータセキュリティを両立させ、月額10万円という手頃な価格で提供することで、さまざまな企業のAI活用を加速させたい」との意向を示しています。この新しいAIサービスは、AI技術の進化とともに、企業のデジタル戦略を一層推進する助けとなるでしょう。
Axcxept社について
Axcxept社は、AIシステムの開発、基盤構築、人材育成など、AI関連の幅広い課題に対応するITスタートアップです。iAに加え、産業振興を目指して北海道からグローバルに展開し、日本の強化を図ることを目指しています。今後の成長に期待が寄せられます。