自律映像生成AI「ZQ」を開発し、未来のアートを提案する東北新社

自律映像生成AI「ZQ」が新たなアート体験を創出

株式会社東北新社が、生成AI技術を駆使して自律的に映像を生成するAI「ZQ（ズィーキュー）」をTranseeds Inc.と共同開発しました。これにより、AIが独自に作り出す映像を楽しむ全く新しい体験が実現します。

「ZQ」のコンセプト

「ZQ」の主要なコンセプトは、「自然を愛でるように、AIを眺める」というものです。生成AIが急速に進化を続ける中で、人々はその制御や楽しみ方に苦心しています。「ZQ」は、自然物の美しさを感じるように、AIによる自律的な映像生成をリラックスして楽しむ新しいスタイルを提案します。

生成の仕組み

「ZQ」では、あらかじめ設定されたキーワードから複数を選び出し、リアルタイムで気象データや時間などの情報を加えながらプロンプトを生成。その結果、自律的に映像を生成し続けるシステムです。このシステムは拡張性を持ち、SNSでのトレンドワードを組み込むことができ、外部カメラなどを通じたインタラクションも可能です。

今後の展示内容

この新しいAI技術は、大阪・関西万博に出展された没入型展示「知能を持つイマーシブドーム」でその能力を示しました。さらに、2025年6月17日から19日までの間、フランス・カンヌで開催される「カンヌライオンズ国際クリエイティビティ・フェスティバル」で、株式会社東北新社主催の交流パーティー「TFCハウス」も行われます。

交換の場では、生成された映像やそれに基づくプロンプトが双方向のディスプレイで可視化され、AIの創造過程をより身近に感じることができます。これにより、参加者はAIに対する理解を深めていくことができるでしょう。