DNP、愛知県から生物多様性優良認証企業に認定!地域貢献活動が評価される
大日本印刷株式会社(DNP)が、2024年11月13日、愛知県から「あいち生物多様性優良認証企業」の認証を取得しました。これは、同社の積極的な生物多様性保全活動が高く評価された結果です。授賞式には、愛知県知事とDNPの中部CXセンター長である澤田安雄氏が参加しました。
DNPの生物多様性保全活動
DNPの活動は多岐に渡り、地域社会への貢献度が評価されています。主な活動内容は以下の通りです。
1. 名古屋市準絶滅危惧種「ジャコウアゲハ」の保護
ジャコウアゲハの幼虫の食草となる植物の植栽や、成虫の吸蜜植物となる樹木の管理を実施。生息地の河川敷の清掃活動にも取り組み、個体数増加のモニタリングも行っています。
2. 「藤前干潟を守る庄内川ペーパープロジェクト」
ラムサール条約登録湿地である藤前干潟の環境保全に貢献しています。干潟に生息するヨシの刈り取りを行い、水質浄化に繋げています。さらに、地域貢献として、刈り取ったヨシを原料とした卒業証書用紙を近隣の小学校と協力して作成するなど、地域住民との連携を重視した活動が特徴的です。このプロジェクトは、内閣官房水循環政策本部事務局が定める「水循環企業登録・認証制度」においても高く評価されています。
3. 外来種「オオキンケイギク」の駆除
庄内川河川敷に生育する特定外来生物「オオキンケイギク」の駆除活動を実施し、在来種の保護に努めています。
4. 環境教育への取り組み
社内イベントや「庄内川アダプト活動」、児童館での出張授業を通して、ジャコウアゲハの保護や外来種駆除といった環境保全活動について積極的に啓発活動を行っています。子どもたちへの環境教育にも力を入れている点が注目されます。
今後の展開
DNPは、中部地区における希少種の保護、環境保全、外来種駆除などの活動を継続し、地域の生物多様性の保全を推進していくことを表明しています。さらに、環境教育を積極的に展開することで、次世代を担う子どもたちの環境問題への関心を高めていく計画です。
まとめ
DNPの「あいち生物多様性優良認証企業」への認定は、企業による地域貢献活動の重要性を改めて示す事例と言えます。多様な環境保全活動と地域住民との連携、そして未来への投資となる環境教育への取り組みは、他の企業にとっても模範となるでしょう。今後、DNPがどのような活動を展開していくのか、注目が集まります。