新技術で安全な契約
2025-03-28 15:49:13

弁護士ドットコムとサイバートラスト、新技術検証で安全な電子契約を追求

クラウドサインが進める新暗号技術検証の背景



最近、弁護士ドットコム株式会社が提供する契約マネジメントプラットフォーム「クラウドサイン」は、サイバートラスト株式会社と共に耐量子計算機暗号(PQC)を活用した電子契約システムの技術検証を開始しました。この取り組みは、量子コンピュータの進化によって既存の暗号が脆弱化する可能性を考慮し、より安全な電子契約の実現を目指すものです。

クラウドサインの取り組みに込められた意義



クラウドサインは、日本国内における電子契約市場のリーダー的存在であり、デジタル化の推進に貢献しています。今回の技術検証は、量子コンピュータの時代に向けて、未来のデータセキュリティの確保が必要であるという認識から始まっています。現在の暗号技術は、量子コンピュータによって容易に解読される恐れがあり、長期的なデータの保護には新しいアプローチが求められています。

クラウドサインは、安全性と信頼性の自然な向上を目指し、国際的な暗号標準の動向を注視しつつ、PQCの技術を先駆けて評価することになりました。この取り組みは、ただ業界のリーダーとしての責任を果たすだけでなく、顧客にとって重要な契約データを将来的にも守るための重要なステップでもあります。

新暗号技術の必要性と背景



量子コンピュータ技術は急速に発展しており、これにより従来の公開鍵暗号が解読される危険性が指摘されています。この課題に対処するため、NIST(アメリカ国立標準技術研究所)は新たな暗号標準を策定しています。サイバートラストは、NISTが選定した3つのPQC方式に基づいてシステム開発を進めており、クラウドサインとの共同検証を通じて、電子契約システムにおけるPQCの実装の可能性を多角的に探ります。

この協力によって、量子コンピュータの台頭にも耐えうる高度な暗号技術を実用化し、電子契約の安全性を確保し続けることが期待されます。

サイバートラストの紹介



サイバートラストは日本初の商用電子認証局として25年以上の歴史を持ち、認証およびセキュリティサービスを提供しています。また、同社はIoT領域にも進出し、様々な分野での信頼性向上に寄与しています。彼らのスローガン『すべてのヒト、モノ、コトに信頼を』は、ITインフラの専門性と中立性を重視し、安全な社会の構築を目指しています。

クラウドサインの利点と機能



クラウドサインは、契約の締結から管理、AIレビューまで、一連のプロセスをデジタル上で効率的に行えるプラットフォームです。2023年には、汎用型電子契約サービスとして初めて『マイナンバーカード署名』機能を導入し、契約業務の効率化に貢献しています。また、AI契約書管理機能や支援サービスも提供しており、ユーザーの時間短縮を実現しています。これらの理由から、クラウドサインは電子契約市場で圧倒的な支持を得ているNo.1のサービスとされています。

このように、クラウドサインとサイバートラストの連携は、電子契約の未来を見据えた重要なステップとなっており、今後の成果に期待が寄せられています。


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会社情報

会社名
弁護士ドットコム株式会社
住所
東京都港区六本木4-1-4黒崎ビル6F
電話番号
03-5544-8416

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