Dotconが認定された背景
PUMPMAN株式会社(本社:東京都、代表取締役:小澤辰矢)が提供する透水性コンクリートパネル「Dotcon」は、東京都の都市整備局が推奨する「雨水しみこみプロジェクト」において、正式に「雨水しみこみアンバサダー」に認定されました。これは、地域の水環境改善や水害への対策に貢献することを目的としており、PUMPMANは今後もDotconの普及を進め、自社の技術を最大限に活用していく考えです。
Dotconとは?
Dotconは、雨水を効果的に地面に浸透させることができる画期的な透水性コンクリートパネルです。従来のアスファルト舗装では、雨水が地面で流れ出し、下水道に過剰な負担をかけてしまいます。この問題を解決するために開発されたDotconは、以下の特長があります。
- - 優れた透水性:雨水を地中にしみ込ませることで、都市型水害(ゲリラ豪雨による浸水など)を軽減します。
- - 施工の容易さ:パネル形式で、迅速かつ容易に設置可能です。
- - 環境への貢献:ヒートアイランド現象の緩和、地下水の保全などに寄与します。
- - 経済性:排水設備の負担を軽減し、長期的なメンテナンスコストを削減します。
環境問題へのアプローチ
近年の建設業界では、コンクリートがら(建設解体時に生じる産業廃棄物)の再利用先が見つからないという深刻な課題があります。Dotconは、再生骨材を用いたコンクリートとして製作可能であるため、これらの問題解決にも貢献しています。再利用を促すことにより、埋め立て処分量の削減や資源循環型社会の実現を目指しています。
佐賀2024国スポ会場での実績
Dotconはすでに佐賀県の国スポ競技場での修繕工事に採用され、雨水の浸透性能が実証されました。この施工では、バックネット裏エリアの雨水流入問題を解決し、効率的に地面に雨水を浸透させることでグラウンドの浸水を大幅に軽減。スポーツ施設における効果も確認され、今後さらなる導入拡大が期待されています。
「雨水しみこみアンバサダー」の意義
東京都の「雨水しみこみプロジェクト」は、頻発する都市型水害の対策として、雨水の地中浸透を促進することを目的としています。この一環で「雨水しみこみアンバサダー」の制度が創設され、環境に貢献する企業が認定されています。Dotconの特長が評価され、PUMPMANが正式に認定を受けることとなりました。
今後の展開
PUMPMANは、Dotconのさらなる普及を図り、以下の施策に取り組む予定です。
1.
モデル事業の展開:公共施設や商業施設への導入を促進。
2.
連携強化:全国の自治体や建設会社との協力。
3.
啓発活動:雨水浸透の重要性を広める講演会やワークショップの開催。
4.
廃棄物活用の促進:産業廃棄物の再利用を加速。
5.
技術の開発:Dotconの性能向上を目指した新技術の開発。
PUMPMANはDotconを通じて、都市の水害対策や環境保全、そしてコンクリートがら問題への解決に取り組んでいくことを約束します。今後の展開にぜひご期待ください。