母子世帯の尊厳を取り戻す新しい住宅支援の取り組み
株式会社LivEQualityと認定NPO法人LivEQuality HUBが構成するLivEQualityグループは、住宅支援の理念を刷新し、母子世帯の尊厳を取り戻す取り組みを始めました。この新しいアプローチは、都心部で高騰する不動産価格という厳しい現実に直面する母子世帯の住まいの問題を解決するためのもので、「日本版アフォーダブルハウジング」を掲げています。
リブランディングの背景
LivEQualityは、創業以来、株式会社とNPOの強みを合わせて、低価格で快適な住居を提供してきました。2021年に事業をスタートし、現在までに名古屋市で121戸の住宅を確保し、27世帯66名の母子に住まいを提供しています。この取り組みにより、入居後のシングルマザーの就業率は80%を超え、家賃の滞納率は0%を実現しています。これにより、多くのシングルマザーが自立への道を歩んでいます。
社会課題と新しい金融システム
東京都心部の不動産価格が上昇する現状の中で、住まいの貧困問題が深刻化しています。特に、母子家庭や子育て世帯は高い住宅費により郊外に暮らさざるを得ず、経済格差や機会の不平等を生んでいます。LivEQualityはこの社会課題に対応すべく、インパクトボンドなど革新的な金融スキームを開発し、累計で8.1億円を調達することに成功しました。これにより、事業の持続的な拡大が可能となりました。
タグライン、ビジョン、ミッションの設定
LivEQualityは、タグライン「住まいから母子の尊厳を取り戻す」を掲げ、以下のビジョンとミッションを定義しました。
- - ビジョン:安心安全な住まいを起点に、誰もが自分らしく生きられる社会
- - ミッション:住まいに困窮する方に、低価格で快適な住居と社会的つながりを提供
ロゴ刷新とその背景
今回のリブランディングの一環として、LivEQualityグループのロゴも刷新されました。新たなロゴは「つながりから生まれる可能性」を表現しており、社会と人との関係性を象徴しています。中心にある「家」は、LivEQualityが誰かの安心できる場所でありたいという願いが込められています。
ウェブサイトのリニューアル
複雑な社会課題をより分かりやすく伝えるため、公式ウェブサイトもリニューアルしました。これにより、事業内容やサポート体制を一層明確に示すことができます。
LivEQuality公式ウェブサイト
日本版アフォーダブルハウジングの定義
日本で必要とされるアフォーダブルハウジングの要素を整理し、新たに「日本版アフォーダブルハウジング」を定義しました。これは、十分な支援が欠如した中、持続可能な住まいの供給を目指すものです。この取り組みを通じて、LivEQualityは日本におけるアフォーダブルハウジングの先駆者として市場を創造していくことを目指します。
会社情報
- - 会社名:株式会社LivEQuality大家さん
- - 所在地:愛知県名古屋市熱田区千年1丁目11番3号
- - 設立:2022年11月
- - 資本金:1億2500万円
- - 代表取締役:岡本拓也
問い合わせ先
シングルマザー向けの住宅提供に興味がある方は、ぜひ以下の連絡先までお問い合わせください。
LivEQualityグループの新しい試みは、住まいの貧困という課題に立ち向かう大きな一歩となるでしょう。母子世帯の皆さんにとって、住まいが心の拠り所となることを目指します。