エクセディグループ、クラシックMini向けEVモータ開発を発表
株式会社エクセディは、イギリスの電気自動車技術会社、Electrogenic社との新たな提携を発表しました。この提携により、エクセディの欧州拠点であるEXEDY Clutch Europeが、Electrogenic社のクラシックMini向けEVコンバージョンキットに搭載するための高性能アキシャル・フラックスモータ「AFT140i」の開発に着手することが明らかになりました。エクセディグループは、電動車両向け製品の研究開発に力を入れており、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを強化しています。
画期的な「AFT140i」モータの特長
「AFT140i」モータは、エクセディの「Saietta Electric Drive」によって開発されたもので、インバータを内蔵したアキシャル・フラックスモータです。そのため、非常に高いトルクと出力密度を実現しながら、限られたスペースに容易に搭載可能な軽量でコンパクトな設計です。具体的には、60bhp(約45kW)と135Nmの液冷モータで、固定ギア比のドライブトレインを介して瞬時に電動トルクをホイールに供給します。
高性能と優れた走行体験
このモータの設計思想には、現代のニーズに見合った高性能と優れた走行性能を両立させることが目的とされています。さらに、Electrogenic社の制御ソフトウェア「EG-OS」との連携により、クラシックMiniに現代的な運転体験を提供します。
Electrogenic社の技術力
Electrogenic社は2018年に設立された、クラシックカーのEVコンバージョンに特化した企業です。彼らは独自の技術を駆使し、環境に配慮した電動クラシックカーを市場に提供しています。CEOスティーブ・ドラモンド氏は、エクセディとの提携に対して非常に期待を寄せており「AFT140i」モータの革新性や能力には広範囲にわたる市場での可能性があるとコメントしています。
エクセディの持続可能なビジョン
エクセディグループは、この協業を通じてEVパワートレイン製品の進化を加速させ、持続可能な未来を形成することを目指します。株式会社エクセディは、1950年に設立され、世界25カ国で展開する大手の駆動系部品メーカーであり、常にモビリティの未来を見据えた開発を行っています。
今後もエクセディの新しい技術や製品展開から目が離せません。エコカーへの関心が高まる中、クラシックMiniがどのように再生し、新たな電動体験を提供するのか、その動向に注目が集まります。
企業情報
本社所在地: 大阪府寝屋川市
設立: 1950年
従業員数: 約3141名
エクセディの公式サイト
- - EXEDY Clutch Europe Ltd.
本社所在地: 英国
設立: 1989年
EXEDY Clutch Europeの公式サイト
本社所在地: 英国
設立: 2018年
Electrogenicの公式サイト
今回の提携により、持続可能な社会に向けた新しい潮流が生まれることを期待しましょう。