髙橋明氏、黄綬褒章受章の喜び
ロイヤルパークホテルズで長年グループ統括総料理長を務めてきた髙橋明氏が、令和6年秋の褒章にて「黄綬褒章」を受章しました。この受章は、農業や商業、工業などの分野で一筋に精進した者に贈られるもので、髙橋氏が料理の世界で41年以上もキャリアを積んできたことが評価されたものです。
受章式の様子
髙橋氏は11月26日に都内のホテルで行われた伝達式に出席し、後に皇居で天皇陛下にも拝謁しました。この瞬間は、料理人としての長い道のりを振り返り、多くの方々の支えに感謝する特別な時間となったことと思います。
髙橋氏の料理人としての歩み
髙橋氏は1959年に生まれ、1979年に調理師学校を卒業後、センチュリーハイアット東京(現ハイアットリージェンシー東京)に入社しました。1986年からはフランスの三つ星レストラン「トロワグロ」で技術を磨き、15年間にわたって多くの知識を吸収しました。帰国後は横浜ロイヤルパークホテルに加わり、2006年からは総料理長を務め、多くのレストランや宴会部門を監督しました。
髙橋氏は、地産地消の推進や後進育成にも力を入れ、地域の技能振興に貢献し続けています。彼の豊かな経験と深い知識は、国内外のお客様に満足いただける料理を提供する基盤となっているのです。
褒章受章に寄せる思い
受章にあたり、髙橋氏は「料理に向き合うという諸先輩方の教えを守り、時には改革を図り、46年という料理人人生を歩むことができたことに感謝する」とコメント。これからも研鑽を重ね、多くの人々に恩返しをすることを誓いました。その姿勢は、料理人としてだけでなく、教育者や指導者としても多くの人々に影響を与えることでしょう。
厚生労働省の評価
黄綬褒章の授与は、内閣総理大臣の選考を経て決定されます。2024年の褒章受章者の中には、社会奉仕に従事する方々を含む多くの優れた個人が選ばれました。髙橋氏はその中でも料理人としての卓越した技能と業績により、光を当てられました。
まとめ
髙橋明氏の黄綬褒章受章は、彼のキャリアへの大きな評価であり、今後ますますの活躍が期待されるところです。料理に対する情熱と献身は、多くの人々に感動を与え続けることでしょう。彼の料理人としての道のりが、これからの若い世代にも受け継がれていくことを願っています。