オークネット、2025年4月の中古車市場価格指数を発表！

株式会社オークネット（本社：東京都港区、社長：藤崎慎一郎）が運営する「オークネット循環型流通ラボ」は、2025年4月の「中古車市場価格指数」を公表しました。本指数は、中古車市場の実態を正確に把握するための重要な指標となっています。従来、中古車市場の動向を把握するためには「平均取引価格」が用いられることが多かったのですが、これは市場で取引される中古車の質の変化を反映することが難しいため、物価変動の正確な把握には限界がありました。そこでオークネットは、東京大学エコノミックコンサルティング株式会社（UTEcon）と共同で「リユース流通価格指数」という新たな指標を開発しました。この新しいシステムは、年間40万台以上の会員流通データをもとに、さまざまな中古車属性を考慮して価格指数を構築することで、日本の中古車価格が実際にどの程度変動しているのかを客観的に把握できるように設計されています。 2023年12月から毎月定期的にレポートを公開しており、4月分が今回の公開分です。2025年4月の「中古車市場価格指数」は、基準年である2008年7月を1とした場合、現状は2.156と、前月の2.272から0.117（約5.13％）の減少となりました。一方で、「平均取引価格」も同様に前月から減少しており、各ボディタイプ別の市場価格指数も全て低下しています。具体的には、4月の「平均取引価格」は87万9,712円から85万6,080円へと減少し、これも市場の価格下落を如実に示しています。このように需要減少が相場や平均価格の低下を引き起こしていると考えられます。特に、コンパクトカー、ラグジュアリーカー、ミッドサイズSUV、バン・トラック、ミニバンといった各ボディタイプにおいても、いずれもこの低下傾向が見受けられます。この流れは、中古車市場における価格変動を示す重要なデータとなり、業界全体の動向を探る上で欠かせない情報です。オークネットは、1985年から中古車オークション事業に従事しており、そのノウハウを活かしながら「循環型流通」の理念を掲げ、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを続けています。環境に配慮した商品流通を促進するため、文化的、社会的意義のある研究開発を行い、広く有益な情報を発信することが期待されます。オークネット循環型流通ラボは、今後もエコノミックコンサルティングとの連携を強化し、持続可能な流通システムの確立を目指して、さまざまな指導的役割を果たしていく予定です。経済や流通の動向に敏感な方々にとって、この「中古車市場価格指数」は、今後の中古車購入や投資戦略において重要な情報となるでしょう。最新のレポートは下記のリンクよりご覧いただけます。 4月レポートURL