誠心堂が初開催した香習会で体験する和の香りの世界

誠心堂香習会～香りを楽しむ体験会～

2025年7月3日、札幌市中央区に位置する仏壇・仏具の店「誠心堂」が新たな試みとして『香習会～香りを楽しむ体験会～』を初開催しました。この体験型のイベントは、参加者が五感を使って和の香りを楽しみながら、自分だけのお香を作る貴重な機会として注目を集めました。

香習会の目的

誠心堂は、これまで仏壇や仏具を通じて上質な祈りの場を提供してきましたが、最近では仏事や供養の在り方が多様化しており、日常生活に香りを取り入れたいと考える人々のニーズが高まっています。そこで、香習会が企画され、伝統的な和の香りを日常的に楽しんでもらうことが目的です。お参り用に限らず、リラックス効果や空間の演出にも利用できるお香作りの体験を通じて、香りの魅力を広めていきたいと考えています。

イベントの流れ

香習会では、お香の起源から最新の動向までを学ぶ講座が設けられました。講師には、香房「御香微笑」の主宰であり、香司養成講座の教授を務める石栗朋子先生を迎え、参加者は貴重な天然香料を使ったお香づくりに挑戦しました。お香の歴史や香料の特徴を学びながら、自分だけのオリジナルお香を作成することができました。具体的なプログラムは以下の通りです。

1. お香の始まりから現在に至る歴史
2. お香に用いられる天然香料の香りの体験
3. 天然香料を組み合わせて自分だけの香りを創作

参加者は、香木や香料に直接触れながら自分の感性を活かし、唯一無二のお香を製作しました。これにより、参加者たちは香りに対する理解を深めました。

参加者の声

当日の参加者からは多くの感想が寄せられました。「天然の材料の香りを感じられる貴重な体験」「お香の歴史を学ぶことで、より身近に感じられた」「作る楽しさを実感できた」といったポジティブな意見が多く、イベントは大変好評でした。参加者の一人は「お香の歴史も学べる奥深い体験で、思い出深いものとなった」と振り返ります。

今後の展望

誠心堂では、今回の香習会を皮切りに、さらなるプログラムや新しいアイテムの導入を計画しています。地域の伝統技術や文化を多くの人々に体験してもらうことで、より深い理解を促していきます。次回の開催を希望する声も多く上がっており、誠心堂は今後も「和の香り」を日常生活に取り入れるサポートを続けていく予定です。さまざまな文化を学び、楽しむ機会が増えることが期待されております。