ひとり親家庭向けのRPA研修が無料で受講可能！新しいキャリアの道を切り開く

ひとり親家庭の就業支援にRPA研修が登場

NPO法人「はぴシェア」と協働し、ひとり親家庭をサポートすることを目的に、RPA（ロボティック・プロセス・オートメーション）のシナリオ作成研修が開催されます。

この研修は、シングルマザーやシングルファーザーを対象に、業務自動化の基礎を学ぶことができます。全3日間で行われる講座では、RPAの基礎知識を習得し、簡単な業務シナリオを作成できるレベルまで指導が行われるため、未経験者でも安心です。参加費は無料で、今後の就職や転職において大きなアドバンテージをもたらすことが期待されています。

RPAとは何か？

RPAは、パソコン上で人間が行う操作を自動的に再現する技術です。エクセルやファイル操作、インターネットブラウジングなどの業務を自動化できるため、業務効率が大幅に向上します。例えば、膨大な時間を要する帳簿照合作業が数分で完了する可能性があり、業務の効率化が図れます。現在、RPAは多くの企業で導入が進んでおり、特に金融や保険業界などでの採用が増えています。

ひとり親家庭の現状

日本国内において、ひとり親家庭の貧困率が非常に高いという現状があります。厚生労働省による調査によれば、日本の母子家庭は123万2000世帯、父子家庭は18万7000世帯あり、その貧困率はOECD加盟国中最下位にランキングされています。特に母子家庭では、貯蓄がない世帯が37.6％を占め、82.7％が生活が困難であると回答しています。こうした現実を受け、RPAのスキルを身につけることで、専門的な業務に就く機会を増やすことが求められています。

RPA技術者の需要

RPA講座を受講することで、ひとり親はエンジニア未経験でも専門性の高い業務に関わるチャンスが広がります。RPAを活用することで多くの業務が自動化され、従業員はより付加価値の高い業務に集中することが可能です。また、国家資格や高度なプログラミング知識を必要とせず、基本的なPCスキルがあれば習得できる点も魅力の一つです。

研修内容と受講申し込み

今回のRPA研修は、3月の平日コース（4・11・18日）と休日コース（9・16・17日）に分かれ、各日は10時から17時30分まで行われます。平日研修はアクロプロモーション社の会議室にて、休日研修はNPO法人はぴシェアで実施されます。参加希望者は、公式サイトで詳しい情報を確認し、申し込むことができます。

この研修プログラムは、今後も定期的に開催される予定で、希望者についてはアクロプロモーションの社員選考も行われます。さらに、IT業界で働く女性向けの有料講座も企画され、RPA技術を広める取り組みが進んでいます。特に、ひとり親家庭に特化したサポートを通じて、職業選択の幅を広げる試みは、多くの人にとって大きなチャンスとなるでしょう。

企業とNPOの協力

アクロプロモーションは、経営支援を行う企業の一部で、全ての講師は未経験からのスタートですが、RPAに関する知識を持ち、丁寧に指導にあたります。さらに、受講者には個々にパソコンが提供され、休日には未就学児向けの託児所も併設されており、働く親でも安心して参加できる環境が整えられています。

このように、RPA研修はひとり親家庭の就業支援に繋がる重要なイベントとして注目されています。今後も多くの人々がこの研修を通じて新たなキャリアを築くことを期待しています。