W2が「Pay TG」との連携を発表
EC事業の最先端プラットフォームを展開するW2株式会社は、株式会社リンクが提供するカード情報非保持化サービス「Pay TG」と新たに連携したことを発表しました。この連携は、電話やはがき、FAXといった手段で注文を受け付けるECおよび通販事業者にとって、特に注目すべき革新となります。
カード情報の非保持化とは?
今回の連携では、加盟店の設備内でクレジットカード情報を電磁的に通過、処理、保存することがありません。これにより、カード情報の非保持を実現し、セキュリティが飛躍的に向上します。このような取り組みは、EC市場の拡大と共に高まる不正利用のリスクに対抗するため、業界全体で求められているものです。
EC市場と不正利用の現状
近年、EC・通販市場は急速に拡大していますが、それに伴い不正利用の金額も増加しており、2023年にはクレジットカード不正利用額が540.9億円に達しました。この背景を受けて、2018年に施行された改正割販法では全てのカード加盟店に対し、クレジットカード情報の適切な管理と不正使用防止策の実施が義務づけられています。
W2のプラットフォーム「W2 Unified」と「W2 Repeat」
W2が展開するオムニチャネル対応型ECプラットフォーム「W2 Unified」とD2C向け定期通販プラットフォーム「W2 Repeat」には、「Pay TG」を活用することで、加盟店がクレジットカード情報を保持せずとも高いセキュリティで安全に注文処理ができる仕組みが組み込まれています。これにより、EC事業者は大規模なシステム改修なしに、顧客に安全なショッピング環境を提供することが可能となりました。
W2の企業理念と今後のビジョン
W2株式会社は、「コマースを前へ、生活を前へ、世界を前へ」というステートメントのもと、自社のシステムやサービスの開発を進めています。顧客との共創を重視し、急速に変化する消費者の行動に適応する柔軟な対応を心掛けています。今後もECプラットフォームの機能開発やシステム連携に注力し、業界の発展に寄与することを目指しています。
このように、W2とPay TGの連携によりEC事業者は、安全で便利な決済システムを手に入れることができ、顧客に対して信頼性の高いサービスを提供できるようになりました。今後のW2のさらなる展開に期待が寄せられています。