ヴァン クリーフ&アーペル新作、「フラワーレース」コレクションの魅力
フランスの高級ジュエリーブランド、ヴァン クリーフ&アーペルが、新たなコレクション「フラワーレース」を発表しました。このコレクションは、自然の美しさや生命力をテーマにしており、花をモチーフにした優雅なデザインが特徴です。ジュエリーの表現力がここまで進化したことを感じることができる作品群に心を奪われます。
自然の美を表現したデザイン
今回の「フラワーレース」コレクションは、オープンワークを用いて花冠の輪郭を浮き彫りにしています。イエローゴールドの輝きとダイヤモンドの煌めきが相まって、ヴァン クリーフ&アーペルが愛する自然のエッセンスを鮮やかに描写。まるで陽の光を浴びた花びらのように、自然の色彩が感じられる作品です。また、丸みを帯びたラインは、リボンのしなやかさを連想させており、ブランド特有のクチュールのテーマを強調しています。
今季発表される新作には、クリップペンダント、ラージモデルのフラワーレースリング、ミディアムモデルのフラワーレースイヤリング、さらにはスモールモデルのペンダントやアントレ レ ドア リングなど、花をテーマにした多彩なデザインが勢揃い。特にクリップペンダントは、形を変えることができる工夫が光っています。
職人技によるサヴォアフェール
各作品は、ヴァン クリーフ&アーペルの職人たちによって丹念に制作されています。ロストワックス鋳造法を用いた伝統的な技法により、最初にワックスで彫刻が施され、その後焼成されて鋳型が作られます。この工程によって、天然素材のような美しさを持つ金属パーツが誕生します。さらに、宝飾職人が手作業でパーツを加工し、宝石をセットし、磨きをかける過程が省略されることはありません。これによって、ジュエリー本来の美しさが最大限に引き立てられます。
花びらのゆるやかなカーブは、作品にボリューム感をもたらし、雌しべにはゴールドビーズとシャンデリアサイズのダイヤモンドがあしらわれ、アシンメトリーの美しさを引き出しています。手作業での研磨は特に繊細であり、光沢を最大限に引き出すことでダイヤモンドとの相互作用により、肌の上での反射がひときわ強調されます。
メゾンのデザイン文化の継承
「フラワーレース」コレクションは、ヴァン クリーフ&アーペルが長年培ってきたデザイン文化や美学を色濃く受け継いでいます。このコレクションは、1930年代後半に発表された「シルエット クリップ」にも影響を受けており、アールデコの要素が詰まったクラシックな要素が随所に見え隠れしています。また、2007年に発表されたハイジュエリーコレクションとテーマを共有し、自然とクチュールを融合させた新しい美の次元を追求しています。
フラワーレースコレクションは、ジュエリーのファッションシーンに新たな息吹を吹き込むこと間違いなしです。これからの季節にふさわしい、美しさと存在感を備えたジュエリーを楽しむ機会を得られるのは、愛好者にとっても特別な体験となるでしょう。これからもヴァン クリーフ&アーペルから目が離せません。
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