子どもたちの未来を拓くアントレプレナーシップ教育
2024年8月17日、品川区立西大井創業支援センターで開催されたアディッシュ株式会社主催の「未来を切り拓く力を身につける 3daysサマースクール」が大成功を収めました。このプログラムは小学生4年生から中学生3年生を対象にしており、IT企業の経営やサービスの仕組みを学びながら、実際にサービスを創り出すことに重点を置いています。
参加者が見た、企業経営の実際
このサマースクールの3日目には、企業の実情に触れる場として、アディッシュの代表取締役江戸浩樹氏が講師を務めました。初めての試みとして、江戸氏が登壇し、IT企業の経営や仕事の仕組みについての講義が行われました。子どもたちは「なぜ会社を設立したのか」「どのようにサービスを選定しているのか」といった実践的なお話を通じて、起業の現実を直に感じることができました。
また、講義の後には、事前に集めた質問に対しての答えや、その場での質疑応答を通じて、参加者との距離が縮まる貴重な体験を提供しました。これにより、子どもたちは単なる知識の取得に留まらず、感情的に影響を受ける貴重な機会となりました。
サービスを考えるワークショップ
次の2時限目では、参加者たちが実際にサービスを創出する演習が行われました。各チームが「株式会社」という組織を想定し、リーンキャンバスを使用して具体的なサービス内容を考える作業に挑戦しました。これは、チームで話し合い、意見を持ち寄る中で、起業家としての意識を養う素晴らしい経験となりました。
フィードバックでの成長
3時限目では、チーム毎に自ら作り上げたサービスを発表する時間が設けられ、江戸氏からのフィードバックが行われました。このセッションでは、実際のビジネスへの適用を考えた上で、どのようにサービスを進化させられるかを尋ね、参加者が明日から活かせる具体的なアドバイスを受けることができました。
賛同する背景と目指すもの
アディッシュは、インターネットを安全に活用できる人材育成を目指すSDGsの取り組みを行っています。その中には、「次世代を担うビジネス人材の育成」という視点が含まれ、品川区の施策に強く共鳴したことからこのサマースクールに参加しました。事業活動を通じて、地域社会に対する貢献を強く意識しています。
参加者の声
参加者たちからは、「起業って楽しいと思った」「普段の学びでは味わえない貴重な経験ができた」との評価が寄せられ、ワークショップを通じて具体的なビジョンが明確になったとの声も上がりました。保護者からも、子どもたちの素晴らしい発想力や、協力・議論を重ねる体験を評価する意見が多く、サマースクールは大いに成功したといえるでしょう。
未来を切り拓く子どもたち
このサマースクールを通じて得た知識や体験は、きっと参加した子どもたちの今後のキャリア形成に大きな影響を与えることでしょう。これからの未来を切り拓く力を身につけた彼らが、どんな起業家になっていくのか楽しみです。アディッシュの取り組みは、今後も多くの子どもたちに夢と希望を提供し続けるでしょう。