前川製作所がSmartDBを活用した業務改革の進捗
1. 企業紹介
株式会社前川製作所は、東京都江東区に本社を構える産業機械メーカーで、冷凍機やガスコンプレッサーなどの研究開発を行っています。創業101年を迎えた同社は、国内54拠点、海外43国に103の拠点を持つグローバルカンパニーとして、持続可能な社会の実現に向けた技術革新を探求しています。
2. SmartDB導入の背景
業務改革の一環として前川製作所は、2023年1月にドリーム・アーツの業務デジタル化クラウド「SmartDB」を導入しました。40年以上使用してきた基幹システムが、多くのメンテナンス負荷や手作業による問題を抱えており、これを改善するための新しいツールを模索していました。
SmartDBは、ノーコードで業務アプリを開発できるメリットがあり、この点が特に評価されました。現在では、約2,500名の社員がこのシステムを活用し、業務アプリの開発を通じて業務をスムーズに行っています。
3. 業務効率化の成果
SmartDB導入後、約2年間で実現した具体的な効果は以下の通りです:
- - ノーコードツールにより現場部門でのシステム変更が迅速と柔軟に対応可能に。
- - 海外出張申請業務で、年間約3,000枚の帳票削減、作業時間を約1,500時間も短縮しました。
- - SmartDBの認定資格制度を利用し、デジタル人材の育成にも成功しています。
このような効率化が進むことで、今後はさらに多くの業務アプリの開発が計画されています。
4. 未来への展望
前川製作所は今後、PC入れ替え申請業務など、さらなるアプリを開発し、全社員による利用を促進する方針です。また、SmartDBの認定資格を持つ人材を増やすことで、時代に適したデジタル化のスピードを高めていく考えです。
【コメント】
前川製作所の取締役、専務執行役員である鳥井原俊治氏は、「現場部門がDXを進めることは、今の時代において不可欠」と語り、同社のプロジェクトを重視していく姿勢が伺えます。
5. 企業パートナーシップ
これまでの成果を踏まえ、前川製作所はドリーム・アーツとのパートナーシップを深化させ、「現場力強化」や「企業競争力の向上」を目指し、さらなる協創を続ける意向を示しています。
6. まとめ
前川製作所のSmartDB導入は、業務のデジタル化を加速させる大きなステップです。企業成長を目指し、バックオフィスの業務効率化を図る同社の取り組みに今後も注目が集まります。