科学とアートが融合した新感覚の絵本
株式会社KADOKAWAから、2025年6月11日(水)に最新作『ゆびでたどる進化のえほん』が発売されます。この絵本は、生物の進化を迷路をたどるように楽しく学べる体験型の内容が特徴です。著者であるかわさきしゅんいちさんは、すでにその作品で数々の受賞歴があり、期待が寄せられています。本作もその流れを汲み、全国の書店でパネル展を開催するなど、注目を浴びる一冊となっています。
絵本の魅力とは何か?
本書はまず、進化の歴史を子どもたちに分かりやすく示すために、生物の系統樹を迷路のように表現しています。この工夫により、文字が読めない子どもでも楽しみながら学ぶことができ、大人でさえも引き込まれる魅力が詰まっています。「クジラとカバが実は近い親戚?」や「鳥が恐竜の生き残りって本当?」といった驚きの知識が、遊ぶ中で自然と身につきます。
本書では、国立科学博物館の特別研究員である三上智之さんが監修を担当し、進化生物学の最新知識が盛り込まれています。この内容は非常に充実しており、幅広い年齢層に理解されるよう工夫されています。特にDNAを比較する分子系統解析の成果を取り入れている点は、教育的にも評価されるでしょう。
手に取る楽しさ
絵本には190種類以上の美しい生物イラストが含まれており、視覚的にも楽しむことができます。これらのイラストは、かわさきしゅんいち氏の独特なタッチで描かれ、どれも魅力的です。子どもたちがページをめくるたびに、新しい発見があります。
推薦の声
この本の刊行に際し、昆虫学者や古生物学者、さらには漫画家からも多くの推薦コメントをいただいています。昆虫学者の丸山宗利氏は、「この絵本は驚きの事実を手に取るように理解できる素晴らしいもの」と評論し、古生物学者の真鍋真氏は、進化の旅がスリリングで楽しいと語っています。また、漫画家の大童澄瞳氏からは、知識を深める楽しさが強調されています。
読者の反響
発売前にモニター読者から寄せられた感想も興味深いものが多いです。「いろんな生き物が一冊で楽しめる」「系統樹が遊んでいるうちに学べるのが楽しい」という声が届き、特にお母さんたちからは、子どもが自発的に生物への興味を持つ様子が嬉しいとの意見が相次いでいます。
動画でさらに学ぶ
著者の三上さんとかわさきさんによる絵本解説動画がYouTubeチャンネル「ゆるふわ生物学」にて公開中です。この動画を通じて、視覚的に絵本の内容が理解でき、進化の面白さをより深く体感することが可能です。
全国パネル展の開催
絵本の発売を記念し、2025年6月11日(水)から全国の75店舗で特別パネル展が開催されます。直に絵本に触れ、進化の世界に触れるまたとない機会ですので、ぜひお近くの書店に足を運んでみてください。
著者情報
三上智之(みかみ・ともゆき)
国立科学博物館で特別研究員として勤務。生物進化の専門家であり、研究活動やアウトリーチに積極的に取り組んでいます。YouTubeなどでの活動も行い、広く知識を発信しています。
かわさきしゅんいち
人気の絵本作家であり、独自の生物イラストで多くの作品を手がけている。特に生物への情熱が作品に表れており、子どもたちにその魅力を伝える力があります。
書誌情報
- - 書名: ゆびでたどる進化のえほん
- - 監修・文: 三上智之
- - 絵: かわさきしゅんいち
- - 発売日: 2025年6月11日(水)
- - 対象: 3歳以上
- - 定価: 2,090円(本体1,900円+税)
- - 仕様: A4サイズ、オールカラー、36ページ
- - ISBN: 978-4-04-115729-9
子どもから大人まで楽しめる、『ゆびでたどる進化のえほん』を手に取って、進化の不思議な世界に飛び込んでみましょう!