あなたのお忘れ物を24時間サポート:AI活用の新サービス「find chat」
東京都交通局が新たに導入する「find chat」は、スタートアップ企業の株式会社findが開発したお忘れ物検索サービスです。このサービスは、都営地下鉄やバス、さらには東京さくらトラムと日暮里・舎人ライナーでも利用できるため、都内のあらゆる交通機関でのお忘れ物を迅速かつ簡単に検索することができます。
新しいサービスの概要
「find chat」は、スマートフォンやパソコンから利用可能で、チャットによる問い合わせを24時間受け付けています。特に、質問をする際にお忘れ物の画像を添付することで、AIがその特徴を自動で認識。これにより、見つかりやすさが格段に向上するのです。サービスは日本語だけでなく、英語、中国語(簡体字)、韓国語にも対応しており、外国人利用者にも配慮されています。
お忘れ物の対象
サービスは、都営地下鉄の車両や駅構内、都営バスの車内、さらには東京さくらトラムや日暮里・舎人ライナーの入る範囲内で発生したお忘れ物が対象です。これにより、日常的に利用される交通機関での利便性が大きく向上することが期待されています。
利用方法
「find chat」を利用するには、まずアクセスしてメールアドレスでの認証登録を行います。アプリのインストールは不要で、7月からはLINEによる認証も可能になる予定です。そこで認証通知のリンクを開き、お忘れ物に関する情報を入力して送信します。オペレーターがその情報を元に検索を行い、結果をチャットで通知します。なお、もしもお忘れ物が見つからなかった場合は、翌日再度検索を行う仕組みが整っています。
受け取り方法
無事にお忘れ物が見つかった際は、都営地下鉄駅や都営バス営業所での受け取りが必要となります。この時には、健康保険証、運転免許証、またはマイナンバーカードなどの公的な証明書を提示する必要があります。この手続きにより、証明が確認され、確実にお忘れ物を受け取ることができます。
業務フローの見直し
このサービスの導入により、駅やバス営業所のスタッフはお忘れ物の写真を撮影するだけで済むようになり、AIが品名や色、その他の特徴を自動的に解析してシステムに登録することが可能となります。これにより、手作業での入力が不要になるため、大幅な業務の効率化が図られるのです。
まとめ
AI技術を活用した「find chat」は、都営交通利用者にとって非常に便利なサービスとなることでしょう。特に、お忘れ物という日常的な問題に対して迅速かつ効率的にアプローチできる方法が整ったことは、多くの利用者にとって朗報です。今後の展開に期待が寄せられます。