千葉市消防団と千葉大
2025-01-22 14:21:41

千葉市消防団が千葉大学医学部機能別チームを設立し地域防災に寄与

千葉市消防団が新たに医学部機能別団員チームを発足



令和6年12月26日、千葉市役所にて千葉市消防団の新たな取り組みとして、千葉大学医学部による機能別団員チームが設立されました。この活動は「千葉市と国立大学法人千葉大学との包括的な連携に関する協定」に基づいており、地域の防災力を高めることを目的としています。

発足式には、千葉市の神谷俊一市長や佐藤薫消防団長をはじめとする消防団幹部、さらには千葉大学医学部の三木隆司部長、牧慎太郎特任教授、中田孝明教授が出席しました。新たにチームに加わったのは、医学部5年生の橋本俊亮代表を含む11名で、災害治療学研究所の小野寺淳教授がチームリーダーを務めます。

式典では、神谷市長が「医学部生の専門知識と技術を活かして、市民の安心安全に繋げてほしい」と激励の言葉を贈りました。三木部長も「人命救助に貢献したいという志を持った学生たちの力を、千葉市の防災に役立てていきたい」と意気込みを語りました。橋本代表は、報道陣へのインタビューで「国内でも先駆的な活動であり、大規模災害団員としての活動にやりがいを感じている」と述べました。

このチームは令和7年1月1日から正式に活動を開始し、大規模災害が発生した際には応急救護やその他の支援活動に従事します。平常時には、千葉市消防局との連携訓練を通じて実践的なスキルを磨くことを目指しています。

小野寺教授は、今回の機能別消防団結成にあたり、千葉市や消防局への感謝の意を表しつつ、「地域防災に貢献できるよう頑張りたい」と抱負を述べました。また、教授は「東日本大震災で被災した人々の声を聞く中で、首都圏における防災意識の重要性を感じている。学校での防災教育にも力を入れていきたい」と語りました。

さらに、大学としての役割も強調し、災害に関連する疾患の基礎研究の重要性を訴えました。しかし、研究資金確保が難しい現状があるため、千葉大みらい医療基金への寄付の必要性も訴えました。

この新たなチームの発足は、地域の防災活動の新しい時代を迎える一歩として、多くの市民から注目されています。今後の活動が地域の安全をどう高めていくのか、期待が高まります。


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会社名
国立大学法人千葉大学
住所
千葉県千葉市稲毛区弥生町1-33 
電話番号
043-251-1111

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