介護ICT業界に新たな風、ソラジョウが発表した3つのAIサービス
広島の株式会社ソラジョウが、介護業界に特化した新たなAIサービスを同時に発表しました。2026年2月に東京ビッグサイトで行われた「CareTEX東京’26」では、特に注目を浴び、多くの来場者と対話し、セミナーも満員となりました。これらの新サービスは、介護現場での情報活用を促進し、業務の改善や経営判断に役立つと期待されています。
新サービスの概要
ソラジョウが導入した3つのAIサービスは以下の通りです。
1.
N-SYSTEM-Care AI
介護記録を標準化し、現場の意思決定に活かす。
2.
かいごのやさしいアプリ屋さんAI
バックオフィス業務を一元管理するアプリ。
3.
やさしいDX・AI研修
DX・AIの推進人材を育成するための研修プログラム。
これらのサービスは、特に介護現場での情報整理や業務の効率化、並びに人材育成に寄与します。展示会での反響からも、そのニーズの高さを伺うことができます。
業界における課題
介護業界では、ITやAIの導入が進んでいる一方で、成果が出ていない事業所も多いという現実があります。データによると、導入してもうまく活用できず、業務活性化につながっていない事業所がなんと60.4%を占めています。これには、以下の2つの主な要因があります。
1.
人材育成が不十分
DXやAIを推進する人材が不足しているとのデータがあり、特に知識の不足が多くの企業での課題となっています。
2.
AI活用の土台が未整備
AIの能力はデータの質と量に依存し、現場での情報整理が不十分だと活かしきれないことが多いのです。
つまり、効果を出すためには、テクノロジーの導入だけでなく、それを支える人材基盤や情報基盤の整備が必要です。
サービス詳細
1. AIケア記録
このサービスでは、入力された介護記録をAIが整理し、表現のばらつきを整えます。これは、新人や外国人職員でも一定の品質を保った入力が可能になるため、特に言語面での壁を感じる業界のニーズに応えています。さらに、音声入力も対応しているため、より使いやすくなっています。
2. 要約レポートAI
蓄積されたデータを自動的に要約し、医師やケアマネジャー、家族との共有が必要な情報を迅速にまとめてくれます。これにより、研修や経営判断に役立てることができるのです。
3. バックオフィスのAI
人事や総務、経営管理に関わる情報を一元化することで、管理会計や人事評価を可視化し、データ分析が容易になります。これにより、迅速な意思決定を可能にし、業務活性化に貢献します。
4. DX・AI研修
少人数制での研修内容は、基礎から実践までをカバーしており、現場でうまく活用できるDX人材の育成を目指しています。参加者は、プロジェクト推進やアプリ開発技術を身に付けることができます。
ソラジョウの今後の計画
株式会社ソラジョウは、2026年3月に大阪で開かれる「次世代介護マネジメントフォーラム」にも登壇し、業務改善やチームでの取り組み方についてお話しする予定です。そこでの成功事例や失敗事例を基に、さらなる情報共有を進める計画です。
会社概要
ソラジョウは、介護現場での実践を基にしたDXを推進しており、人を軸に未来のAI活用を目指しています。グループ会社の介護施設での成功事例も取り入れ、業界全体の改善に寄与しようとしています。
この新しい取り組みが、介護現場の効率化や質の向上にどうつながるのか、今後の動きが注目されます。