大西晃生個展
2023-06-27 09:30:02

大西晃生の個展「persona」が大阪で開催、美術の新たな視点を提示

大西晃生の個展「persona」が女性の美を探求



2023年7月7日から7月30日まで、大阪のN projectで大西晃生による個展「persona」が開催されます。この個展は、美術が持つテーマの一つである人々の姿を描くことに焦点を当てつつ、現代社会の匿名性や消費される視覚イメージを巧みに表現しています。

大西晃生は1996年に生まれ、京都精華大学デザイン学部を卒業後、東京を拠点に活動しています。彼の作品は、コミュニケーションの欠如がもたらす社会的な孤独感を映し出すもので、平面作品や映像作品が特徴的です。本展では、スイスの心理学者カール・グスタフ・ユングが提唱した「ペルソナ」という概念を素材に、新作のインスタレーションが展示されます。

「ペルソナ」とは、個人が社会の中で求められる役割に応じて変化する外面的な側面を意味します。このテーマは大西の作品に色濃く反映されており、彼は個々のモデルを特定せず、目に見えない具現化された「ペルソナ」を探求しています。

彼の制作プロセスでは、インターネット上から自由にアクセスできる人物の画像を印刷し、自らその画像に皺を加える作業を行い、その過程を撮影します。その後、ディスプレイに映し出された画像をキャンバスに描写していきます。この手法は、ただの視覚的表現にとどまらず、実体のない無名の存在を描くことによって、現代人のアイデンティティや相互関係の在り方を問うものとなっています。

特筆すべきは、大西の作品に登場する人物の姿勢や視線です。上を向いたり、目を閉じたり、あるいは俯いたりする構図は、他者と視線を共有しない日本人の文化的な特徴を暗示しています。現代の人々がスマートフォンに夢中になっている様子を思わせるこのアプローチは、彼の作品が反映する社会の在り方を明らかにしています。

この個展には、新作の平面作品と、作家自身の過去に触発された映像インスタレーションが展示され、来場者に独自の視覚体験を提供します。大西の作品が持つ新たな視点や深いメッセージを、ぜひ会場で体感していただきたいと思います。

展示概要


  • - 会期: 2023年7月7日(金) - 30日(日)
  • - 開廊時間:
- 月曜日から金曜日 10:00 - 17:00
- 土曜日 11:00 - 18:00 (15日のみ休廊)
- 日曜日休廊
- 最終日7月30日 (11:00 - 18:00)
  • - 会場: N project
  • - 住所: 〒530-0047 大阪市北区西天満5-8-8 2F
  • - 最寄り駅: JR東西線「大阪天満宮駅」、大阪メトロ「南森町駅」 1番出口から徒歩5分

お問い合わせ



この機会にぜひ、大西晃生の独自の視点を体感し、彼が描く現代社会の姿に触れてみてください。

会社情報

会社名
株式会社ぬかが
住所
東京都中央区銀座2-3-2銀座エイコービル 3階
電話番号
03-5524-5544

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