若い感性が短歌で表現する小さな悲しさ
関西大学第一中学校では、2月19日に現代短歌を代表する歌人・木下龍也氏を招き、中学1年生のための特別授業「中学生のための短歌教室/関西大学第一中学校編」を開催します。この授業では、生徒たちが自身の感情を短歌で表現することを学びます。それに加え、木下氏が「ひとに言うほどでもない小さな悲しさ」というテーマで短歌を解説することで、言葉の持つ力を再認識することが出来ます。
特別授業の背景
本校は、短歌創作に注力しており、国語教育においては生徒たちの表現力を高めるための取り組みが行われています。過去には全国規模の短歌大会での受賞歴もあり、短歌文化の理解を深めるための取り組みが活発に行われています。
木下龍也氏は、短歌を身近な文化として広めるために全国各地の学校へ歌集を寄贈しており、関西大学第一中学校にも31冊の歌集を寄贈してくださったことが、今回の特別授業へと繋がりました。これにより、生徒たちは短歌の楽しさや深さを直接体感できる貴重な機会を得ることができるのです。
短歌の表現力を探る
特別授業では、生徒たちに「悲しい」という言葉を使わずに「小さな悲しさ」を短歌で表現することが求められています。この課題に取り組むことで、言葉選びや表現の工夫を学びます。アプローチとしては、まず自分の内面的な気持ちを掘り下げ、それを言葉にする作業が行われます。木下氏は具体例を挙げながら、効果的な短歌の作り方、表現の幅を広げる方法を解説します。
教員の支援と期待
国語科の秋吉和紀先生は、中学1年生がこの短歌創作を通じて自らの思いを形にすることを大切にしていると語っています。生徒たちが短歌を通じて問題意識を持ち、自己表現の手段を見つけ出す様に期待を寄せています。今回の授業は単なる学びの場にとどまらず、自己を豊かにする貴重な機会となるでしょう。
まとめ
この特別授業は、中学1年生の生徒たちにとって、ただの国語の授業ではなく、自己表現の洗練された手法を学ぶ場です。また、現代の若者に短歌の文化を親しんでもらい、感性を磨いてもらいたいという木下氏の思いが込められています。生徒たちが自身の言葉を育てる過程は、この特別授業を通じて新たな一歩を踏み出すことでしょう。これを機に、短歌創作が彼らの人生に豊かな彩りを添えられることを期待したいと思います。
【授業の概要】
- - 日時:2月19日(火)13:05~14:55
- - 場所:関西大学第一中学校親和ホール
- - 登壇者:木下龍也氏(歌人)
- - 参加者:関西大学第一中学校1年生約240人