トラベロカが日本市場に新たな風を吹き込む
東南アジア最大級の旅行予約プラットフォーム「トラベロカ(Traveloka)」が日本市場に本格的に参入し、2025年春からサービスの提供を開始します。この発表に伴い、2025年5月28日には記念のプレスイベントが開催されました。イベントにはトラベロカの社長であるシーザー・インドラ氏と、同社のテレビCMで歌唱を担当するアーティスト・柴田聡子氏が登壇しました。
日本市場への思い
eventでは、シーザー・インドラ社長が日本市場への参入に込めた思いを述べました。「日本政府は2030年までに外国人旅行者を6,000万人受け入れるという目標を掲げており、地方創生や持続可能な観光にも力を入れています。」と彼は語ります。日本への訪問者が増える中で、特に東南アジアのデジタルネイティブ世代の文化的好奇心が高まっていることにも触れました。日本人旅行者も東南アジアに魅力を感じているとしながらも、旅行計画や手配においては以前よりも難しさを感じる人が多いことを指摘しました。
「トラベロカはその架け橋になりたいと思っています。」と彼は締めくくり、両者をつなぐ存在としての意義を強調しました。
トラベロカの成長とサービスの紹介
続けて行われたプレゼンテーションでは、トラベロカがこの13年間倦怠せず成長を続けてきた背景が語られました。現在、同社はアジア太平洋地域において8カ国に展開し、4,000万人を超える月間アクティブユーザーを誇っています。また、アプリの累計ダウンロード数は1億4,000万回を突破しています。
6月1日から放映予定の新しいテレビCM「ガネーシャ編」も初公開されました。柴田聡子さんの美しい声が流れるこのCMでは、トラベロカが描く新しい旅行体験のビジョンが伝えられています。視覚的にも心を打つストーリーテリングが評価され、日本市場でのブランドアイデンティティを感じさせる内容でした。
CM制作の裏話と新機能のデモ
柴田さんはCMでのキャッチーな世界観について語り、録音に臨むにあたって旅のワクワク感を大切にしたことを明かしました。「飛行機に乗るのが好きで、移動そのものが旅の楽しみです。いいメロディーを多くの人に覚えてほしい」と、楽曲への想いも語りました。
イベント中、柴田さんがトラベロカアプリを使って実際に人気旅行先であるタイ・アユタヤ遺跡のツアー予約デモンストレーションを行いました。彼女は使い勝手の良さや、特に検索フィルターの便利さに感心していました。
「条件を絞り込めるのがありがたいし、口コミを見られるのも安心です。」と述べ、24時間対応のカスタマーサポートの存在にも言及しました。朝が苦手な彼女にとって、猫のレイトチェックアウトやアーリーチェックインが可能なのも嬉しいポイントだと話しました。
トラベロカの未来と期待
最後に柴田さんは、将来行きたい旅行先としてスリランカを挙げ、建築家ジェフリー・バワに強く惹かれていることも打ち明けました。アプリの機能が分かりやすく使いやすいものになっていることに感謝し、「トラベロカで旅行をたくさん楽しみたい」とコメントしました。
トラベロカは、日本市場での積極展開を計画し、旅行業界の各パートナーとの協業を通じて、質の高い体験を提供していく方針です。彼らは今後も、旅行者にとって便利で楽しい旅行体験を提供できるよう、努力を続けていくでしょう。
まとめ
トラベロカ(Traveloka)は2012年に設立されて以来、世界中のユーザーに信頼性の高い旅行体験を提供してきました。日本法人も設立し、これからの日本市場においての新たな挑戦を期待せざるを得ません。旅行の未来を、彼らと共に楽しみにしていきましょう。