猫の短篇集
2014-04-10 13:50:01

猫好き必見!短篇集『猫は神さまの贈り物』の魅力を探る

猫好き必見!短篇集『猫は神さまの贈り物』の魅力を探る



猫と本、どちらもなぜか深いつながりを持つ。そんな思いを抱く人々に、新たに登場する短篇集が目を引く。それが、1982年に発表された《猫》をテーマにしたアンソロジー、短篇集『猫は神さまの贈り物』だ。これが小説編とエッセイ編の2冊に分かれ、さらに新作を加えて改訂復刊されたのだ。猫好きの心を鷲掴みにするこの本の魅力を深堀りしてみよう。

独特な味わいの猫ストーリー



この短篇集には、猫という存在を題材にした作品が数多く収められている。収録作家の中には、森茉莉や谷崎潤一郎、小松左京といった個性が強い作家たちが名を連ねている。彼らが描く猫の物語は、ただ可愛い存在として描かれるだけではない。一癖も二癖もある猫たちと、それを取り巻く人間たちの関係が意外な角度から描かれている。

読後の感触は、心の奥深くを猫の舌でざらりと舐められたかのような不思議な感覚。そんな独特の味わいが、読む者を虜にする。

エッセイ編で猫の心理に迫る



エッセイ編でも、猫についての深い洞察が楽しめる。著名な動物心理学者である黒田亮や、寺田寅彦といった作家たちの作品が収録されており、猫の生態や人間との関係性について考察されている。彼らの言葉を通じて、猫を愛する者にとっての新たな視点を与えてくれるだろう。

特に、谷崎潤一郎のエッセイは、猫と犬の特性を比較し、猫の魅力を存分に語っている。猫を飼っている人も、これから飼おうと考えている人にも、心に残る一文があるはずだ。

美術と文学の融合



この本の魅力は、文学だけでなく美術にも及ぶ。美術家・ミヤケマイによる、魅力的な木版画がカバーを飾り、手に取るだけで愛でたくなるような美しさが際立っている。華やかでありながらも、どこかシンプルなデザインがこの作品のテーマにマッチし、読者の想像力を掻き立てる。

楽しみやすいソフトカバー



また、今回の改訂版はソフトカバーということで、気軽に手に取れるのが嬉しいポイント。ストーリーやエッセイに没頭しながら、大切な時間を猫と共に過ごす感覚は、読書の醍醐味をけん引してくれる。そんな魅力的なこの短篇集を、ぜひ楽しんでいただきたい。

発売情報



この『猫は神さまの贈り物』は、4月29日にそれぞれの編が同時に発売される。特に、猫好きには見逃せない作品となっている。各巻ともに魅力的な作家たちの作品が詰まっており、あなたの読書バランスを豊かにするはずだ。

心が猫に触れられたかのような感覚を感じるこの一冊、ぜひお手元にお迎えしてほしい。

会社情報

会社名
株式会社有楽出版社
住所
東京都中央区京橋3-6-5木邑ビル4F
電話番号
03-3562-0671

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