JAXA認定の宇宙ベンチャーが持続可能な社会に貢献する意義とは

JAXA認定の宇宙ベンチャー、株式会社天地人が挑む社会課題解決

株式会社天地人は、2022年に設立されたインパクトスタートアップ協会への加盟を発表しました。この協会は「社会課題の解決」と「持続可能な成長」を同時に目指す企業集合体であり、多くのスタートアップが協働しながらポジティブなインパクトを創出しています。この新たなステップにより、天地人は社会貢献の意識をさらに高め、地域社会に寄与する姿勢を鮮明にしています。

株式会社天地人の活動概要

同社は、JAXA認定の宇宙ベンチャーとして、衛星データを用いた様々なサービスを展開しています。「宇宙ビッグデータ」を駆使し、地球温暖化対策やインフラの老朽化、都市計画といった社会的な課題を解決することをミッションに掲げています。特に注目すべきは、WebGISサービス「天地人コンパス」による土地価値の解析です。このサービスでは、地球の資源を明らかにすることで、持続可能な社会の実現に寄与しようとしています。

社会課題に真摯に向き合う姿勢

天地人は「宇宙水道局」という新たなサービスを通じて、水道事業体向けに衛星データとAI技術を活用し、持続可能な水道インフラの実現を目指しています。この取り組みは、2023年のサービス提供開始からわずか3年で50を超える自治体に導入され、地球2.7周分に相当する約10万キロメートルの管路を分析。これにより145,000件以上の漏水を学習し、漏水診断を行っています。

さらに、同社が開発した独自のAI技術は、分析精度が高く、厚生労働省や国土交通省などの複数の省庁からも評価されています。最近では「第7回インフラメンテナンス大賞」で厚生労働大臣賞を受賞するなど、業界内外での信頼も高まっています。

持続可能な社会を築くための未来展望

インパクトスタートアップ協会への加盟は、天地人にとって新しい挑戦への一歩です。加盟を通じて、同社は全国の地域社会にじかに貢献できる取り組みをさらに強化するとしています。持続可能性を追求する中で、更なる技術革新を目指し、新たなサービスを開発し続ける姿勢が重要です。

株式会社天地人は、引き続き地球上の様々な社会課題に取り組み、安心・安全な社会の実現に貢献することを誓っています。今後の動向にも大いに注目です。