「プレジデント」「プレジデントオンライン」新編集長就任！雑誌とWebメディアの未来戦略

株式会社プレジデント社は、2024年7月1日付けで雑誌「プレジデント」の編集長に星野貴彦氏、「プレジデントオンライン」の編集長に横田良子氏が就任したことを発表しました。

星野氏は、雑誌「プレジデント」の編集長就任にあたり、「『プレジデント』の最優先は『おもしろくて役に立つ』」というメッセージを発表しました。

星野氏は、従来の記者の役割とは異なる編集者の役割について強調しています。記者の仕事は新しい情報を伝えることですが、編集者の仕事は読者にとって面白く、役に立つ情報を提供することだと考えています。

星野氏は、「プレジデント」は読者の代理人として、面白い話題を探し出し、優れた書き手を見つけ、読者が納得する記事を作ることを目指していると述べています。

一方、横田氏は「プレジデントオンライン」の編集長就任にあたり、「矛盾した意見を堂々と載せる深い理由」というメッセージを発表しました。

横田氏は、「プレジデントオンライン」がビジネスパーソンの仕事と生活両面の課題に向き合うWebメディアであることを強調しています。

ケンブリッジ大学の研究によると、人は1日に3万5000回の決断をしていると言われています。横田氏は、あらゆるシーンで役に立つ情報を提供することを目指しており、そのため、時には矛盾したように見える記事を配信することもあると述べています。

横田氏は、正解は一つではなく、読者が悩みや課題を解決する過程でヒントを提供することを目指しています。「プレジデントオンライン」は、じっくりと掘り下げた記事を配信しており、3000字から4000字の記事や、1万字を超える大作を前後編でお届けすることもあります。

「プレジデント」は、1963年に創刊されたビジネス誌で、書店やコンビニで最も売れているビジネス誌です。2000年に月刊から月2回刊となり、第2・第4金曜日発売です。

「プレジデントオンライン」は、プレジデント社が運営する総合情報サイトです。プレジデントオンライン編集部の独自記事を中心に、ビジネスパーソンに向けて、政治・経済・ビジネス・マネー等の情報をお届けしています。

新編集長の就任により、雑誌「プレジデント」とWebメディア「プレジデントオンライン」は、今後どのように進化していくのか注目されます。