書店員芸人カモシダせぶん、初の小説を発表
お笑い芸人として活動するカモシダせぶんが、小説家デビューを果たし、作品『探偵はパシられる』を2024年9月19日に出版します。書籍は株式会社PHP研究所からのリリースで、税込み1,980円にて販売されます。カモシダせぶんは松竹芸能に所属する芸人であり、同時に現役の書店員としても知られています。これまでにテレビ番組やSNSを通じて本の紹介を行い、多くの注目を集めてきました。そんな彼のデビュー作は、彼の経験やユーモアが詰まった作品となるでしょう。
初の作品は「パシリ」から派生
『探偵はパシられる』の物語は、約10年前にカモシダせぶんが先輩芸人・よゐこの濱口優と共に行ったコントライブから得たインスピレーションを元にしています。この「パシリ」をテーマにしたコントが、彼の持ちネタの一つであり、学生時代の実体験を基にしたストーリーが観客に共感を呼んでいました。今回の小説化では、そのコントからの要素が生かされ、さらなる広がりを持って展開されています。
主人公・岡部太朗の奮闘
小説の主人公は神奈川県立N高校の新入生、岡部太朗。彼は校内の「番長」である丸木大也に心服し、自ら進んで彼の「パシリ」として様々な任務を遂行することになります。任務を通じて次々と厄介な問題に直面する太朗ですが、彼は丸木の機嫌を損ねないよう、鮮やかに解決していく姿が描かれています。太朗の必死な努力と冴えた推理の対比が、まるでコントのような展開を生み出しています。
令和の新しい探偵像
本作では、昭和の音楽やドラマなどが再注目される中、古い設定を通じて令和の新たな探偵像が描かれています。カモシダせぶんは、古き良き「パシリ」をテーマにした物語を通じて、現代の若者たちに向けたメッセージを発信しています。彼自身のユーモアと彼が打ち出す視点が、読者に新しい楽しみをもたらすことでしょう。
期待が高まる推薦の声
この本に寄せられた推薦文には、業界の多くの著名人からの声が寄せられています。南海キャンディーズの山里亮太さんや漫画家の東村アキコさん、そして小説家の宮島未奈さんなどが、カモシダせぶんの作品に期待の声をあげています。彼らのコメントは、作品への興味をさらに高めることでしょう。
書籍詳細
- - 書名: 探偵はパシられる
- - 著者: カモシダせぶん
- - 発売日: 2024年9月19日
- - 判型: 四六判並製
- - ページ数: 288ページ
- - 価格: 1,980円(税込)
- - ISBN: 978-4-569-85745-9
この作品では、全9つの短編が収められ、それぞれがユニークなエピソードで構成されています。カモシダせぶんの初の書籍をぜひ手に取って楽しんでみてください。