英国の名作を日本の映画館で体験！『真面目が肝心』上映情報とイベント詳細

英国の名作『真面目が肝心』日本初上映

日本の映画館で、イギリスの著名な舞台『真面目が肝心』が体験できる機会がやってきました。ナショナル・シアター・ライブによるこの作品は、オスカー・ワイルドの代表作であり、現代に翻訳された新たな解釈が施されています。特に注目されているのは、4月13日（日）にTOHOシネマズ日本橋で行われる公開記念のトークイベントです。こちらには、オスカー・ワイルドの専門家である河合祥一郎教授と、武蔵大学の北村紗衣教授が登壇予定です。作品を観た後に、直接その魅力について語り合える貴重な機会となっています。

イベント情報

トークイベント『ナショナル・シアターライブ：真面目が肝心』は、4月13日の11:30の回の本編上映後に開催され、上映を観た方はそのままトークに参加することができる設定になっています。一般料金は3000円、学生や障がい者割引で2500円という非常にリーズナブルな価格設定も魅力的です。また、事前にネットでの座席予約が可能で、シネマイレージ会員はさらに早くからチケットが購入できる特典もあります。

著名人からのコメント

公開に先立ち、著名な方々からのコメントも寄せられています。東京大学の河合祥一郎教授は、「作品を支配していた階級的偏見が一変し、まったく新しい現代の『真面目が肝心』として再登場。これは観なければ語れない」と期待を寄せています。また、俳優の霧矢大夢さんは、「19世紀イギリス貴族社会への皮肉が満載で、お洒落で知的なコメディ」とその面白さを強調し、観るべき作品であることを言及しています。

作品の概要と魅力

『真面目が肝心』は、常識的であることが果たして無味乾燥なことであるのか、という問いから始まります。主人公のジャックは田舎では後見人として真面目に振る舞っていますが、都市では別の名を名乗り自由を楽しんでいます。この二重生活が恋愛の際にどのように影響を与えるのか、彼と友人のアルジャーノンのドタバタ劇が繰り広げられます。

本作品は、オスカー・ワイルドらしいアイロニーとパラドックス、そしてユーモアに満ちた台詞で、観客を楽しませる内容となっています。俳優たちの演技力や舞台の構成の素晴らしさに感嘆せざるを得ません。作品が持つメッセージは、現代の我々にとっても十分に共感できるもので、観る者を引き込む力を持っています。

さらに、トークイベントを通じて、作品に対する深い理解や新たな視点を得ることができるのも大きなポイントです。専門家の解説を聞くことで、作品をより深く味わうことができるでしょう。

上映情報

本作品は、4月11日（金）から17日（木）までTOHOシネマズ日本橋を始めとする全国の映画館で上映されます。この春、映画館での特別な体験をぜひお楽しみください。豪華なキャストと舞台美術、そしてワイルドの鋭い風刺が効いたストーリーは、観る者を飽きさせません。イギリスの独特な“笑い”を満喫する絶好のチャンスです。ぜひ、足を運んでみてはいかがでしょうか。