新しい空間体験を提供する『MIRISE』
最近、VR技術が進化する中で、没入型の体験を実現した「MIRISE」が注目を集めています。このシステムは、三井デザインテック株式会社のショールームに導入され、空間デザインの提案方法に革新をもたらしています。製品の開発を手掛けたのは株式会社エスユーエスで、彼らの技術力がこのプロジェクトに大きく寄与しています。
開発の背景
従来の空間デザイン提案では、3Dパースや動画が使われていました。しかし、これらの手法には限界があり、実際の空間の広がりや質感を十分に伝えることができないという問題がありました。また、セキュリティ上の理由から、顧客を実際の現地に案内するのが困難なケースも多く、提案者は顧客の想像力に頼らざるを得ない状況でした。さらに、ショールームに展示された現物だけでは、デザインの多様性を十分にアピールできなくなっていました。
「MIRISE」のデザインと特長
エスユーエスはこれらの課題を解決するため、「MIRISE」を開発しました。このVRシアターは、幅9,280mm、高さ2,400mmのU字型大型LEDディスプレイを中心に構成されています。このシステムには、複数人が同時に体験できるVRヘッドセットが組み合わされ、専用のアプリケーションによってこれらのデバイスを同期制御します。
1. 複数人による共有体験
三井デザインテックが手掛ける空間デザインを360°のVR映像として複数のユーザーが同時に体験できる仕組みを確立しました。まるで現地で内覧をしているかのような没入感を持つ提案手法は、新しいビジネスコミュニケーションの可能性を見出しています。
2. 繊細な映像表現
「MIRISE」では、単なるパノラマ映像を投影するのではなく、体験者の視点をシミュレーションすることで、自然な奥行き感を生み出しています。この技術は、シアター内の中心に立つ体験者が大きな窓から外を見るような体験を整えています。また、独自開発の「分割レンダリング」技術によって、スクリーン特有の映像の歪みが取り除かれ、リアルな空間を忠実に再現します。
3. 実績と今後の展望
すでに「MIRISE」は三井デザインテックのお客様向けに導入されており、高評価を受けています。今後もさまざまな業界の企業が抱える課題に応じた解決策を提供していく予定であり、最先端の技術を活用したソリューション開発を継続して行います。
企業紹介
三井デザインテック
三井デザインテックは、オフィスやホテル、商業施設、医療施設におけるスペースデザインを手掛ける企業であり、ライフスタイルに関わる多様な事業を展開しています。お客様に「心地よい、満足できる空間」を提供することを企業の使命としています。
株式会社エスユーエス
エスユーエスは、IT、機械、電気、電子、化学領域を中心とした技術系アウトソーシング会社です。正社員で構成されたエンジニアチームを持ち、請負型や派遣型のサービスを提供しています。AR/VR技術の開発にも注力しており、最近ではこの分野での実績も増えてきました。
まとめ
「MIRISE」は、空間デザインの提案手法を革新し、多くの企業に新たなビジュアルコミュニケーションの可能性を提供しています。今後もエスユーエスと三井デザインテックは、技術革新を通じて新たな価値を生み出し、業界全体の発展に寄与していくことでしょう。