PIXTAが第20回目のCEPIC国際会議に参加
ピクスタ株式会社(東京都渋谷区、代表取締役社長:古俣大介)は、2025年5月12日から14日までフランスのジュアン・レ・パンにおいて開催されるビジュアルコンテンツ業界の国際会議「CEPIC 2025」に参加します。この会議はビジュアルコンテンツを扱う企業や団体が一堂に会し、著作権やテクノロジーの進歩について意見交換する重要な場であり、特にAIの発展に関する議論が期待されています。
CEPICとは?
CEPIC(Centre of the Picture Industry)は、ビジュアルコンテンツ産業に特化した国際的な業界団体で、200以上の企業や団体がメンバーとして活動しています。情報共有や政策提言、ネットワーキングなどを通じて、業界の健全な発展に寄与しています。今回の「CEPIC 2025」では、特に著作権管理やAI時代の倫理的・法的な課題に関する根本的なテーマが扱われる予定で、業界関係者が集まる貴重な機会となります。
PIXTAの役割
本大会の3日目に開催されるパネルディスカッション「How to License for AI Training?」に、おおよそ5人のパネリストが登壇します。このセッションではAIトレーニングに必要なコンテンツライセンスを扱い、特に重要な課題であるコンテンツの適切な利用方法や集合ライセンスの可能性について議論されます。PIXTAからは、PIXTA VIETNAM CO., LTD.に所属するニック・ルーが登壇し、AIライセンシングビジネスの観点からの提案を行います。
ニック・ルーは2023年にPIXTAグループに参加し、AIデータライセンスのセールス・マーケティング責任者を務めています。彼は海外向けにPIXTAのデータをAIトレーニング用にライセンスする業務をリードしており、強力なネットワークと経験を基に、業界のニーズに応える戦略を展開しています。
これからの展望
PIXTAは、CEPIC 2025を通じて世界のAIコンテンツライセンシングの最新動向を把握し、さらに「日本的な文脈をもつ高品質な画像・動画素材」を海外市場に発信することを目指しています。また、業界の各企業との連携を強化し、AI開発の信頼性高いデータ提供の実現に向けた取り組みを継続していく意向です。これによりクリエイターへの還元を実現し、業界全体の価値創出に寄与することを目指します。
PIXTAについて
PIXTAは2006年に設立され、デジタル素材マーケットプレイスとして活動する中で、プロ・アマ問わず誰もが自ら制作した写真やイラスト、動画を売買できるプラットフォームを提供しています。日本人や日本文化に関わる素材に特化し、最近ではAI開発用の学習データとしての素材提供も行っています。さらに、法人向けには出張撮影サービスなども展開しており、企業の多様なビジュアルニーズに応えています。
公式サイト
PIXTA公式サイト
以上のように、PIXTAは「CEPIC 2025」の場を利用し、引き続き業界の発展に寄与する活動を展開することで、日本から世界に向けたビジュアルコンテンツ産業の強化を目指します。