TIS、三菱UFJニコスのカード審査業務をハイパーオートメーション化で効率化!業務量3割削減、ペーパーレス化も実現
TIS、三菱UFJニコスのカード審査業務をハイパーオートメーション化で大幅効率化!
TISインテックグループのTIS株式会社は、三菱UFJニコス株式会社のカード審査業務をエンドツーエンドで効率化するハイパーオートメーション化を支援しました。この取り組みによって、業務量は従来と比べて約3割削減され、年間約8割のペーパーレス化が実現しました。
背景:顧客サービス強化と業務効率化の両立
国内最大級のクレジットカード会社である三菱UFJニコスは、顧客サービスの強化と増加する業務への対応という課題を抱えていました。コスト競争力を高め、より質の高いサービスを提供するために、社内業務の効率化は喫緊の課題でした。
ソリューション:RPAとBPMツールを組み合わせたハイパーオートメーション
三菱UFJニコスは、サーバ型RPAとBPMツールを組み合わせることで、業務プロセス全体の効率化を目指しました。複数の製品を検証した結果、RPAツールには「UiPath」、BPMツールには「intra-mart」を採用しました。intra-martで構築されたワークフローの中で、作業段階に応じてRPAロボットが自動実行される仕組みを実現し、人とロボットのシームレスな連携を目指しました。
TIS選定の理由:高い技術力と業務理解
三菱UFJニコスは、サーバ型RPAの開発経験がなかったため、ツールの知見を持つパートナーの支援が必要でした。TISは、三菱UFJニコスの基幹システムへの深い理解と、数々のRPAロボット開発経験を持つことから、安定動作と業務システムへの影響回避を担う重要なパートナーとして選定されました。
導入効果:大幅な業務効率化とコスト削減
2023年10月、ショッピング利用枠の増枠申請に対する審査業務のハイパーオートメーション化が実現しました。申請データの受領から審査、会員への回答まで、一連の業務プロセスにおいて、人とRPAロボットがシームレスに連携するようになりました。
この結果、作業量は約3割削減され、ペーパーレス化により年間約8割の紙使用量削減が見込まれています。大幅な業務効率化とコスト削減が実現し、三菱UFJニコスの顧客サービス強化に大きく貢献しています。
三菱UFJニコス株式会社 デジタル企画部 次長 宮崎 友和氏コメント
宮崎氏は、今回の取り組みについて、「円滑な開発には、事前の徹底的なBPRが重要です。現場主導のBPRで業務をフロー図にする手法を体系化できたことは大きな収穫でした。TISさんの技術力は期待通りで、弊社メンバーはサーバ型RPAロボット設計手法の工夫などで多くの学びを得られました。課題発生時には組織力で対応いただき、プロジェクトマネジメントのスキルも非常に高いと感じました。今後もTISさんと協力して、更なる業務効率化を進めていきたいです。」と述べています。
TISのRPAソリューション「UiPath」
TISは、「UiPath」を活用した様々なソリューションを提供しています。ハイパーオートメーション実現に向けては、TIS独自のテンプレートと導入支援をセットで提供し、人とRPAの連携強化と業務プロセス全体の可視化を実現しています。複数人・複数部署を横断するようなバックオフィス業務のデジタル化を加速し、お客様の業務効率化を支援しています。
まとめ:ハイパーオートメーションによる業務革新
TISと三菱UFJニコスの取り組みは、ハイパーオートメーションを活用した業務革新の成功事例と言えます。RPAとBPMツールの組み合わせにより、大幅な業務効率化とコスト削減を実現し、顧客サービスの向上に貢献しています。今後、AIやAGI技術の活用も視野に入れ、更なる業務革新が期待されます。