アムステルダムに新データセンターが開設
ELSOUL LABO B.V.(オランダ・アムステルダム本社)が、Validators DAOとの共同でアムステルダムに新たなデータセンターを設立しました。この新拠点は、Solanaネットワークへの貢献を目指し、主要データソースとの距離を縮めることを意図しています。これにより、ユーザーへのサービス提供が一層迅速化され、低レイテンシ環境が強化されています。
新拠点の意義
アムステルダムは、欧州でも有数の金融・ネットワーク都市として、さまざまなIXが集結する重要な地域です。現在、Solanaバリデータの約20%がこの地域に位置し、グローバルなSolanaネットワークの中心地となっています。新しいデータセンターの開設により、主要バリデータとのネットワーク距離が縮まり、実運用に於ける往復レイテンシの短縮とシステムの安定性向上が実現されます。
オランダでは環境に配慮した運用が求められており、データセンターの効率的な冷却を行うことが大切です。特に高クロックのCPUを安定して活用するためには、冷却と電力設計の最適化が欠かせません。ELSOUL LABOは、信頼できるパートナーと協力し、Solana運用に適した新しい拠点の整備を進めました。
高クロックCPUの導入
アムステルダムのデータセンターには、AMD Ryzen Threadripper系の高クロックCPUが搭載されており、これにより最大クロックの5.3GHzを活用することができます。この設計により、ストリーム処理のスループットを確保しつつ、レイテンシを最小限に抑えています。また、Solana Indexed RPCには、第5世代AMD EPYCのハイクロックCPUが導入され、大容量で高速のRAMとの組み合わせにより、迅速なデータ応答が可能となっています。
大規模なEPYC VPSの導入
新たに開設されたデータセンターでは、Solanaアプリケーションを同一ネットワークに配置できるEPYC VPSも大量に投入されました。これにより、外部のインターネットによる影響を軽減し、往復距離を短縮することでさらにレイテンシを削減しています。EPYC VPSはベアメタルに匹敵する性能を持ち、リアルタイム要件にも対応できる強力な選択肢となっています。
ERPCの取り組み
ELSOUL LABOは、ネットワーク上での通信品質を保証するために、独自のSolanaインフラとゼロ距離通信ネットワークの構築に取り組んでいます。これにより、トランザクションの失敗やレイテンシの変動、性能の制限といった課題を解決し、高品質なネットワーク環境を提供します。
さらに今後はアジアや米州などの他地域での拡大を目指し、研究開発を続けるとともに、サービスの品質向上を図る予定です。これによって、より多くのプロジェクトが安定したレイテンシとスループットを享受できるようになります。
まとめ
アムステルダムでの新データセンター開設は、Solanaネットワークのさらなる進化を促進します。強力なCPUと最適化されたインフラにより、ユーザーにとって快適な環境が提供されることでしょう。今後もELSOUL LABOおよびValidators DAOの活動に注目が集まります。詳細については公式サイトやDiscordでの情報をぜひご確認ください。
ERPC公式サイト
Validators DAO公式Discord
皆様のご支援に感謝し、今後ともERPCとValidators DAOをよろしくお願い申し上げます。