総合型選抜に関する新たな指南書が登場
2023年5月21日、Loohcs株式会社の代表であり大学受験指導のプロ、嶺井祐輝氏が著した新書『行ける大学から行きたい大学へ - 総合型選抜で最初に読む本』が発売されます。この書籍は、総合型選抜(旧AO入試・推薦入試)の不安を抱える高校生やその保護者、教育関係者に向けた内容となっており、これまでの教えを元にした新しい形式の受験対策本です。
本書は、Loohcs志塾で長年のノウハウを生かし、合格率を高めるための実践的なアプローチを提供しています。特に、複雑化が進む大学入試制度に対して、わかりやすく解説しつつ、必要な対策を網羅。受験生のみならず、総合型選抜を迷っている方や指導に苦労している教育者にとっても有益な内容を凝縮しています。
書籍の構成と内容
本書は、序章から始まり、3つの章に分かれています。
1.
序章: 大学進学を曖昧に考える全ての高校生に向けたメッセージ
2.
第1章: 総合型選抜の基礎知識
3.
第2章: 合格を引き寄せるための具体的な対策
4.
第3章: 85の実践ワークを通じた手引き
また、これまでの出版物や類書とは異なり、単なるテクニカルな対策だけでなく、大学に進学してからも役立つ「本質的な力」を育成することを目指しています。これは、総合型選抜が「個性」を重視する一方で、社会で必要とされる力を身につける場としての役割を果たすものと位置づけています。
例えば、「志」を見つけ出し、育てて磨き上げる方法を解説。また、リーダーシップや主体性といった評価基準がなぜ重要なのか、そしてそれらを養う具体的な方法も示しています。これにより、受験生は自分の経験を大学に求められる形で表現できるようになります。
受験生への具体的なサポート
本書では、受験生が直面する多くの悩みに対しての解決策を提示しており、各種ワークも掲載しています。これには、探究学習に役立つワークや面接対策のフォーマット、出願書類作成のためのシートなどが含まれています。特に「出願書類の質を判定する自己評価シート」は、自らのアプローチを見直し、改善するための貴重なツールです。
教育現場における重要性
本書は受験対策本ではありますが、合格後も役立つ力を育てることを目指しており、自らの将来を見据えた学びの重要性を伝えています。特に、最近の大学では実績やリーダーシップを重視する傾向があるため、これを靠って自身の強みをさらに高めていく必要があります。
著者の経歴
著者の嶺井祐輝氏は、総合型選抜やAO入試において10年以上の指導歴を持ち、数多くの志望校に合格させた実績があります。大学在学中にFintech企業での経験もある彼が、教育の新しい形を追求する意図こそが、この書籍の理念に繋がっているといえるでしょう。
本書は教育界における新たな指針として、多くの受験生や教育者にとって実に価値あるものになるに違いありません。