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神戸ファッション美術館では、2024年9月14日から特別展「フィンランドのライフスタイル展―暮らしを豊かにするデザイン」が開催されます。北欧・フィンランドは、森と湖に囲まれた美しい自然の中で独自のデザイン様式を発展させてきました。特に、20世紀に独立を果たした後、本格的にデザインが産業として根付いていく中で、フィンランドデザインはその合理性と独自の美しさで世界中から注目されています。

本展では、アール・ヌーヴォーやバウハウスの影響を受けつつも、自然の恵みを生かした作品が展示されます。その中でも、フィンランドを代表するデザイナーであるアルヴァ・アアルトやアイノ・アアルトの作品は必見です。特に、アルヴァ・アアルトがデザインした「サヴォイ」ベースや「A331 ペンダント ビーハイヴ」などは、彼の独自の視点が生かされた優れたプロダクトです。有名な陶器メーカーであるアラビアやイッタラの作品と共に、これらの素晴らしい作品が展示されることで、訪れる人々にフィンランドのデザインの多様性と豊かさを体感させてくれます。

また、今回はフィンランドのサウナ文化や民族衣装、さらには手仕事の大切さについても紹介されます。特にサウナ文化は、フィンランドの人々にとって欠かせないものであり、心と体を整える重要な時間となっています。ひとつひとつのデザインが、自然との調和を重視し、機能性と美しさを両立させている点が、フィンランドデザインの真骨頂です。

展示は大きく四つの章に分かれており、第一章では時代を超えた名作が紹介されるほか、第二章では自然との共生をテーマにした作品が並びます。第三章では、日本におけるフィンランドデザインの影響が詳しく解説され、最後の第四章では伝統的な手仕事や文化についても触れられます。フィンランドと日本の間に感じる共通点が明らかになることでしょう。

この特別展は、フィンランドを通じて多様なライフスタイルやデザインの魅力を再認識する絶好の機会です。神戸ファッション美術館ならではのアプローチで、フィンランドデザインのエッセンスをお楽しみください。

【開催概要】

• - 開催期間：2024年9月14日（土）～11月10日（日）
• - 休館日：月曜日（特定の休館日あり）
• - 開館時間：10時～18時（17時30分まで入館可）
• - 観覧料：一般1,000円、大学生・65歳以上500円、高校生以下無料

この展覧会は、神戸ファッション美術館と複数の新聞社、フィンランド大使館などの協力により実現しています。フィンランドの豊かな文化と、そのデザインがどのように世界に影響を与えているのかを知る貴重な機会です。ぜひ、多くの方に足を運んでいただき、フィンランドの魅力を体感してほしいと思います。

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