訪日外国人旅行者の夏に人気が急上昇のスポットを徹底分析！

2023年・2024年夏の訪日外国人旅行者の人気スポット分析

訪日外国人旅行者にとって、夏の行楽シーズンに人気が高まるエリアについて、ナビタイムジャパンが提供するナビゲーションアプリのデータに基づき、2023年および2024年の6月から8月の滞在状況を比較分析しました。訪日外国人による滞在数が著しく増加した市区町村を調査し、その背景を探ります。

上位エリアの詳細

1位：北海道・当別町

当別町は21倍の滞在者増加を記録し、訪日外国人旅行者の間で注目の的となりました。この町の観光名所、"ロイズカカオ＆チョコレートタウン"は、2023年8月にグランドオープンした体験型アトラクションで、特に訪問者数を増やしています。ここでは、職人たちによるチョコレート制作体験や、スイーツの試食などが楽しめるため、観光客にとって魅力的なスポットとされています。アクセスも良好で、JR札幌駅から30分ほどで到着できるため、観光としての魅力が増しています。

2位：福井県・勝山市

勝山市は20倍の増加を見せ、特に福井県立恐竜博物館や越前大仏のある大師山清大寺が訪問者に人気です。2024年3月の北陸新幹線延伸によって、交通面での利便性が高まり、外国人旅行者のアクセスが向上したのも大きな要因です。この博物館は、世界三大恐竜博物館として国際的にも有名で、連日の賑わいをみせています。

3位：香川県・宇多津町

宇多津町は8.33倍の増加を達成しました。特に、道の駅「恋人の聖地うたづ臨海公園」が多くの滞在者を呼び寄せる理由となっています。この公園は体験型の復元塩田や四国水族館など、観光名所と隣接しており、台湾や韓国からの直行便が好評を得ています。特に「天空のアクアリウム」は、映える写真が撮れるスポットとして外国人旅行者に人気です。

都道府県別の状況

さらに、訪日外国人旅行者の増加状況を都道府県別に見ると、以下のような結果が出ております。

1. 福井県：2.80倍の増加
2. 沖縄県：2.27倍の増加
3. 佐賀県：1.52倍の増加

福井県では特に、敦賀市や福井市、勝山市での観光が増え、沖縄県の那覇市や北谷町も多くの訪問者を集めています。各地での観光施設やアクティビティの充実が、訪日外国人旅行者の増加につながっていると考えられます。