神戸六甲ミーツ・アート2025 beyond
神戸市の六甲山上で、2025年8月23日から11月30日まで開催される現代アートの祭典「神戸六甲ミーツ・アート2025 beyond」。このイベントは、六甲山観光株式会社の主催により、さまざまなアーティストが集い、芸術を通して環境について考える特別な空間を提供します。
公募アーティストの選考
今年の公募テーマは「環境への視座と思考」です。2025年2月1日から4月6日まで募集を行ったところ、全国から389点のプランが寄せられました。4月21日には厳正な一次審査が行われ、最終的に15組のアーティストが合格。このうちの一組には、グランプリとして150万円が贈られます。準グランプリには50万円、奨励賞には30万円が支給され、それぞれのアーティストの作品が評価されます。
入選アーティストの中には、池ヶ谷陸と林浩平と上條悠の共同作品や、石島基輝、岡留優、風の環、北村拓也など、多様な背景を持つアーティストたちが名を連ねています。今後、彼らは作品を具体化するため現地での制作を開始し、8月には二次審査と表彰式が行われる予定です。
招待アーティストと特別展示
今回のアート祭りでは、招待アーティストとしても多彩な顔ぶれが参加します。日本からのアーティストに加え、海外からも特別展示作品が披露されます。特に注目されるのは、ミケーレ・デ・ルッキの作品で、彼のアートがどのように六甲山の風景と共鳴するのかが期待されています。
鑑賞パスポートの販売
アート祭りに訪れるための前売りパスポートの販売も6月2日からスタートしました。昼夜パスは3,700円、昼パスは2,700円、夜パスは1,750円で、当日券よりもお得な価格で利用できます。多くの人々にアートを身近に感じてもらうため、パスの販売は7月31日まで続きます。
特別イベント「ひかりの森」
また、9月からは夜間限定の特別イベント「ひかりの森〜夜の芸術散歩〜」が開催されます。これはROKKO森の音ミュージアムと六甲高山植物園を舞台に、幻想的な光のアート作品が展示されるイベントで、昼夜パスを持っている来場者なら誰でも楽しむことができます。
まとめ
「神戸六甲ミーツ・アート2025 beyond」は、現代アートと環境問題、そして地域の魅力が交錯する特別な空間です。アートに興味がある人だけでなく、自然や地域文化に触れたい人々にとっても、訪れる価値が大いにあります。この貴重な機会に、ぜひ六甲山を訪れてみてはいかがでしょうか。