松下モータースが成し遂げた売上100億円の道のりと秘訣
松下モータースの代表、松下佳正氏が、タレントの田村淳氏と共に、企業の成長を支えた要素や顧客満足について語り合った。松下モータースは国産全メーカーの新車や高品質な中古車を扱う自動車販売業者で、1200台の展示車を誇る日本最大級の店舗を運営している。さらに、この会社はインターネットを駆使した販売方法を取り入れ、設立から20年の間に売上を3億円から100億円以上にまで拡大させた。
インターネットでの集客力
松下氏によると、売上の大部分はインターネットと電話を通じて獲得されており、その数は成約の約70%に達するという。SEO対策が施されたウェブサイトにより、1日に10万PV以上のアクセスがあるとのこと。顧客の信頼を得るためには、オンラインでの接客が不可欠であると彼は語っている。
「会社は3代目が潰す」ということわざがあるが、松下氏は時代による変化に敏感で、顧客ニーズに応える柔軟な姿勢を持っている。彼は、過去20年の経済の変遷に合わせて事業を発展させてきたことが、成功につながったと認識している。
顧客満足度の向上
田村氏は松下モータースの成長の背景にあたる要因について質問した。松下氏は、車両の品揃えを増やし、高品質を保ちながらも価格を抑える努力に注力したと述べた。また、中古車には第三者機関の鑑定書を付けて、品質を保証している。顧客が車を購入した後も、その信頼を持続させるため耐久性に配慮した販売を実施している。
松下氏は、顧客が「松下モータースで車を買って良かった」と思えることがリピートにつながると語った。彼は、免許を取得した際に購入した車から始まり、社会人になってから別の車へと移行する顧客との長期的な関係を築いている。
社員の定着と協力体制
松下モータースでは、リピート顧客に対してインセンティブを提供する仕組みが整っており、このことで社員のモチベーションも高まる。田村氏は、松下モータースの営業社員と整備士の離職率が過去3年間ゼロである理由を問い、顧客への強引な営業をしない姿勢が社員にも良い影響を与えていると説明した。
松下氏は、信頼がビジネスにおいてどれほど重要であるかを強調した。顧客に対する正直な接客が、良好な信頼関係を築く基盤であるという。
未来への展望
松下氏は、今後も顧客満足を最優先に考える企業であり続けると述べた。過去の経験から、顧客に不安感を抱かせない接客を心掛けている。また、顧客からの紹介を大切にし、紹介者側にもメリットのある制度を活用していることから、良い車を手に入れた顧客が更に広がりを持つと期待している。
「松下モータースで買って良かった。次もまた購入したい」という感想を顧客に持ってもらうため、社員一同が力を合わせて信頼を築いていく姿勢は明確である。自動車業界における信頼構築の証拠が、松下モータースの成功の背後にあるのだ。
松下モータースは、これからも顧客に寄り添い続け、変わらぬ信頼を得ていく企業として成長していくことを目指している。