オープンワーク、PM Clubを完全子会社化し吸収合併を発表

オープンワークのPM Club株式取得と合併に関する報告

オープンワーク株式会社は、株式会社PM Clubの全株式を取得して完全子会社化し、さらに自身を存続会社とする形でPM Clubを吸収合併することを発表しました。この合併は、オープンワークが持つワーキングデータとPM Clubが培った専門知識を活かし、今後の成長戦略の一環として進められるものです。

オープンワークの事業内容

オープンワークは「ひとりひとりが輝く、ジョブマーケットを創る。」というミッションの下、個人と企業が対等な立場であることを目指し、情報の非対称性を解消する事業を展開しています。主なサービスには、社員クチコミの収集・閲覧サイト「OpenWork」があり、このプラットフォームには約2,010万件の社員クチコミが蓄積されています。また、758万人以上のユーザーを誇るこのサイトは、国内最大の規模を有しています。

最近、オープンワークは「OpenWorkリクルーティング」を通じて、就職や転職支援サービスを提供しており、その営業収益は年平均成長率30％以上を記録しています。このような成長は、オープンワークの「クチコミ就職」と呼ばれる社員クチコミを利用するマッチングサービスによるもので、今後ますます広がりを見せることでしょう。

PM Clubの特徴と合併の意義

PM Clubは、プロダクト開発人材の転職支援サービス「PM Career」を運営しており、求職者のスキルを可視化する独自のノウハウを持っています。代表の佐々木氏は、その能力をプロダクトに実装する専門家であり、オープンワークと協力することで、新しい人材紹介事業の付加価値向上を狙っています。

合併により、PM Clubが持つノウハウを活かし、オープンワークの豊富なデータとリソースを融合させることで、スキルベースの採用市場に今後対応できるプロダクトの開発が期待されています。この流れは、国内採用市場での競争力を高めるだけでなく、労働市場全体に新たな風をもたらすことになるでしょう。

今後の展望

オープンワークは、今後の成長戦略として、蓄積されたワーキングデータとAI技術を駆使した精度の高いマッチング支援を行うプロダクト群の開発に乗り出します。また、PM Clubとの提携を一層強化し、地域のニーズに合ったサービスの提供を推進します。これにより、オープンワークの事業展開はさらに広がりを見せることでしょう。