犬の皮膚トラブル対策にCBDバームが効果的な可能性を示す研究結果
株式会社ウェルファーマが展開する犬・猫用CBDブランド「M&N’s CBD」において、犬の皮膚トラブルに対するCBDの効果を試験した結果が発表されました。試験は大阪大学内の研究施設で実施され、犬ブドウ球菌(Staphylococcus pseudintermedius)に対する静菌効果が確認されました。
研究の背景
犬の皮膚トラブルは、季節、年齢、体質、環境によって影響を受けやすく、飼い主にとっては大きな悩みの一つです。従来、こうした症状には抗生剤が使われることが多いですが、耐性菌の問題や再発のリスクが懸念されています。そこで、自然由来の成分を使ったナチュラルケアが注目されています。特にCBDは、植物由来でサステナブルな素材として研究が進んでおり、抗炎症作用や皮膚環境の安定化が期待されています。
株式会社ウェルファーマは、CBD製品の研究・開発を進め、エビデンスに基づいた製品作りを目指しています。今回の試験結果は、その努力の一環として得られました。
試験の概要
試験名は「犬猫用CBD含有植物油バームのイヌ皮膚由来ブドウ球菌に対する抗菌試験」で、大阪大学内の研究施設が試験を実施しました。試験は2025年9月30日から10月1日まで行われ、使用した菌株はStaphylococcus pseudintermedius NBRC 113857です。実施内容としては、CBDバームと比較用サンプルを使い、犬の皮膚由来ブドウ球菌を24時間培養しました。
試験の結果
試験では、バームを用いた培養の後、菌数の減少が確認されました。初期の菌数が約84万CFU/mLであったのに対し、CBDを含むバームでは5000CFU/mLまで減少しました。これは、約99%の菌数低下を示しており、静菌的な効果が確認されたわけです。
この結果は、CBDを含むバームが犬の皮膚環境を清潔に保つための有用なサポートアイテムとして機能する可能性を示しています。しかし、注意が必要なのは、この結果が治療効果を示すものではないことです。
M&N’s CBDの取り組み
「M&N’s CBD」では、「キミを想う キミに寄り添う」をコンセプトに、愛犬や愛猫の健康をサポートしています。てんかん、シニア期のケア、皮膚トラブルの支援などにCBDを使った医療的なアプローチをしています。また、テルペンやCBGなどの植物性カンナビノイドに関する研究も行い、科学的根拠に基づく製品開発を進めています。
今後の展望
今後も、株式会社ウェルファーマは、ペットの健康と皮膚ケアにおいて科学的に検証された製品を提供し、安心して使える自然派スキンケアを推進していく予定です。大学や専門研究機関との共同研究を通じて、CBDが科学的に根拠のあるケア成分として広く認識されることを目指しています。
会社概要
ウェルファーマ社は、2020年に設立され、CBDや植物由来成分を使用したヒト・ペット向けのヘルスケア商品を企画開発・販売しています。公式サイトには、今回の研究に関連した詳細情報があります。
さいごに
愛犬や愛猫の健康管理において、CBDバームが新たな選択肢となることが期待される中、今後の開発にますます注目です。