2025年のSUPER FORMULA開発テストに、国内最高峰のフォーミュラカーレース系列である全日本スーパーフォーミュラ選手権のドライバーが発表されました。株式会社日本レースプロモーション(JRP)は、両選手が持つシリーズチャンピオン経験を大いに活かし、開発に取り組むことを明らかにしています。
特に注目されるのは、山本尚貴選手と国本雄資選手の参画です。山本選手はキャリア15年を誇り、過去には2013年、2018年、2020年に全日本スーパーフォーミュラ選手権のシリーズチャンピオンに輝いています。国本選手もキャリア14年で、2016年にシリーズチャンピオンを獲得しました。それぞれの選手はWhite Tiger SF23(白寅)およびRed Tiger SF23(赤寅)のドライバーとして、5月27日(火)と28日(水)にスポーツランドSUGO(宮城県村田町)で行われる開発テストに於いてその腕前を披露します。
JRPは2022年から進めている「SUPER FORMULA NEXT50」プロジェクトを通じて、カーボンニュートラルへの対応とエンターテインメント性の向上を目指しています。2023年に導入した現行車両「SF23」は、CO2排出量を約75%抑制する「Bcomp社」のバイオコンポジット素材をカウルに使用し、横浜ゴムのレーシングタイヤでは再生可能原料・リサイクル原料の比率が46%になるなど、持続可能な車づくりが進行中です。
開発テストに臨む両選手はそれぞれ次のようにコメントしています。山本選手は「今年は開発車両に乗ることになり、アスリート委員会の委員長として選手権のさらなる発展に寄与できるよう努力したい」と述べており、国本選手は「歴史あるスーパーフォーミュラに戻る機会をいただき、大変光栄です。開発テストでは、これまでの経験を活かし、皆さんがワクワクするようなレースにつながるテストを心掛けたい」と意気込みを語っています。
これから開催される開発テストがどういった結果をもたらすか、多くのファンや関係者が注目しています。スーパーフォーミュラシリーズのさらなる進化と挑戦が期待される中、両選手の活躍から目が離せません。今後の公式レポートにもぜひご注目ください。