日本の香りが羽田空港を彩る!
羽田空港は日本の玄関口として、国内外の旅行者に多くの体験を提供しています。2025年10月1日から始まる新たなプロジェクトでは、日本の香り文化を取り入れ、空港利用者の体験価値を高めることを目的とした香り演出の実証実験が行われます。このプロジェクトは、TOMOKO SAITO AROMATIQUE STUDIOが参画し、日本の自然が育む香りのデザインを行います。
研究開発拠点「terminal.0 HANEDA」の紹介
「terminal.0 HANEDA」は、日本空港ビルデング株式会社が主導する、羽田イノベーションシティ内に新設された研究開発拠点です。ここでは、36社、2大学、1団体が参加し、空港の保安検査や空間デザイン、未来の空港に関するテーマで実証実験が進められています。このプロジェクトは、空港で得られた成果を全国・世界の空港にも展開することを目指しています。
アロマによる新しい空間体験
TOMOKO SAITO AROMATIQUE STUDIOは、日本の森や樹木を基にした香りの開発を行い、ラグジュアリーホテルや美術館での実績を活かして、空港の体験を向上させるコンセプトを提案します。代表の齋藤智子さんは「羽田空港は日本の顔であり、ここで香りをデザインするのは日本文化を発信する大きな機会です」と述べています。彼女は、日本の香りを通じて国際的に評価される「香り体験」を創出することを目指しています。
『47 SCENTS OF JAPAN』プロジェクトとは?
この取り組みは、香りを通じて各地の地域資源を活かす『47 SCENTS OF JAPAN』プロジェクトに繋がります。具体的には、各地域の特性を香りで表現し、羽田空港から世界へと発信することが目的です。このプロジェクトは、香りを通じた文化・観光資源の新たな発信モデルの構築を目指しており、今後の展開が非常に楽しみです。
「terminal.0 HANEDA」拠点の必要性
羽田空港での研究開発は、今後の空港の在り方に大きな影響を与えると考えられています。特に、香りは記憶と密接に結びついているため、空港利用者に安心感や心地よさを提供することが期待されています。こうした取り組みを通じて、空港がただの移動手段ではなく、文化的な体験も提供する空間へと進化する姿が見えてきます。
結論
羽田空港に日本独自の香りを取り入れるこのプロジェクトは、単なる香りの演出を超えて、日本文化の発信の場として重要な役割を果たすことが期待されます。利用者にとっても、心地よい香りが漂う空間での旅行体験は、より豊かで印象的なものになるでしょう。今後の展開に注目が集まる中、この取り組みが日本の香り文化をいかに世界へ広めていくのかが楽しみです。