研究者を後押しする助成金検索サービス「LabBase Grant Search（β版）」登場

2025年2月12日、株式会社LabBase（東京都港区）は画期的なサービス「LabBase Grant Search（β版）」の提供を始めました。この新サービスは、研究者が自分に合った研究助成金を簡単に見つけることができるツールであり、研究資金の獲得をサポートします。特に、研究者にとって資金不足が大きなハードルであることを考慮し、効率的な資金調達を実現することを目的としています。

サービスの背景

研究者にとって、助成金の獲得は常に大きな課題の一つです。研究資金が不足することで、また、申請書の作成に多くの時間を費やしてしまうことが多々あります。一方で、世の中には多くの財団法人が特定の領域に対して助成金を提供しています。しかし、以前は助成金を横断的に検索できるシステムがなかったため、研究者が自分の研究内容に合う助成金を見つけるのが非常に難しい状況でした。また、助成金を提供する団体にとっても、自分たちの助成金を適切な研究者に周知させるのは容易ではありませんでした。

このような背景を受けて、LabBaseは「LabBase Grant Search（β版）」の開発に取り組みました。これにより、研究者は必要な資金をスムーズに得ることができ、研究活動を推進できる風土を作り出そうとしています。

サービスの具体的な運用

「LabBase Grant Search（β版）」では、研究助成金を一括で検索することができます。研究者は、「キーワードで探す」と「人名で探す」の二つの検索機能を利用できます。例えば、「キーワードで探す」を利用すれば、研究に関連するキーワードを入力することで、同じ分野で過去に採択された研究課題を探すことができます。さらに、「人名で探す」を活用することで、近い研究領域の研究者が最近どのような助成金を受け取ったかを調査することも可能です。

この様に、従来の助成金探しをより効率的で包括的に実行できるシステムにしています。このサービスを活用することで、研究者は採択されやすい助成金を見つけ、研究に集中できる環境が整います。

今後の展望

LabBaseは「研究の力を、人類の力に。」という理念のもとで、下記の様々なサービスを展開してきました。

- LabBase就職
- LabBase転職

そして今回の「LabBase Grant Search（β版）」は、研究者の経済面の課題解決の第一歩に位置付けられています。今後は、「キャリア」「資金」「情報」といった研究者に関連するさまざまな課題を解決する新しい事業やサービスを続々と展開していく狙いです。これにより、研究者がそのポテンシャルを最大限に発揮できる社会の構築を目指し、科学と社会の進展を加速させる重要な役割を果たします。