テリロジーとアイティーエム、セキュリティ対策の強化に向けたサービスを展開

テリロジーとアイティーエムが提供する新たなセキュリティサービス

株式会社テリロジーが、グループ会社のアイティーエム株式会社と連携して、トレンドマイクロ社の「TippingPoint-IPS」を基盤にしたマネージドセキュリティサービス（MSS）の提供を開始することを発表しました。このサービスは、2024年12月から利用できるようになります。近年、サイバーセキュリティの環境が急激に変化しており、特にシステムの脆弱性を狙う攻撃が増加しています。このような状況において、多くの企業が脆弱性管理ソリューションを導入していますが、リソース不足やパッチ適用の制約から、迅速に対応できないケースが目立っています。

現在のサイバーセキュリティの課題

システムの不具合やパッチの適用が難しいケースが多く、企業は日々のセキュリティインシデントに追われるあまり、脆弱性対策を後回しにせざるを得ない状況です。このような現状を打破するために、テリロジーとアイティーエムが共同で開発したのが、TippingPoint-IPSの「仮想パッチ」機能を活用したマネージドセキュリティサービスです。このサービスは、業界最高水準の脆弱性発見率を誇るTippingPoint-IPSの特性を利用することで、ゼロデイ攻撃やサポートが終了したOSに対する防御策を提供します。

TippingPoint-IPS のサービス内容

この新しいサービスでは、以下の主な特徴があります：

- 24時間365日の監視・分析：セキュリティアナリストがリアルタイムで重要なアラートを監視し、迅速に対応します。
- 運用負担の軽減：企業は面倒なフィルターチューニングや設定変更、機器の障害対応をアイティーエムに任せることができ、安心して他の業務に集中できます。
- レポート提供：月次レポートを通じて運用状況やセキュリティ対策の結果を可視化し、経営判断に活用できます。
- 高度な分析力：仮想パッチ機能を使用し、攻撃を効果的に防御することが可能です。

テリロジーとアイティーエムの協力

テリロジーは2005年以来、TippingPoint-IPSを国内で販売してきた実績があり、その豊富なリソースを利用して、アイティーエムのMSPサービスでの運用ノウハウを融合させています。これにより、企業の運用負担を軽減し、セキュリティリスクの低減を目指しています。両社は今後もさらなるセキュリティサービスの提供を行い、次世代のセキュリティ対策を支える基盤を構築していく方針です。