過酷な温度でも安心!新しいVLP DRAMの登場とその挑戦
2018年1月19日、台湾・台北にてイノディスク(Innodisk)が新たに発表した『温度拡張VLPシリーズ』は、過酷な環境においても信頼性を発揮する産業グレードのDRAMモジュールです。この新製品は、ネットワーク、監視、通信分野での急成長に対応しようとするもので、デジタル化が進む現代において必要不可欠な技術となっています。
見逃せない監視システム市場の成長
近年、監視システム市場は急速に成長を続けています。予測によると、2016年から2024年にかけて、年平均17%の成長率が見込まれています。この傾向は、デジタル化の進展と相まって、スマートで迅速な監視ソリューションへのニーズを一層高めています。特に、過酷な温度環境での使用が想定されるこれらのシステムでは、耐久性と信頼性が非常に重要です。
通信機器市場の変革と新たなニーズ
また、通信機器市場でも大きな変化が訪れています。5Gの実現に向けた取り組みが進む中、ユーザーのオンラインベースの通信へのシフトが加速しているため、従来の携帯電話は次第に使用されなくなっています。このため、通信企業は、高速で容易な接続を提供するための新たな戦略が求められています。特に、厳しい環境条件が伴う遠隔地においては、接続速度の向上が重要な課題となっており、このニーズに応じて業界全体がネットワークの更新に投資を続けています。
新VLPシリーズの特長と利点
イノディスクの新しい温度拡張DDR4 VLPシリーズは、スピードと信頼性の向上を強く意識して設計されています。このモジュールは、-40℃から85℃という広範な温度条件下でテストされており、ロープロファイル(0.738インチ)設計により、さまざまな小型通信機器や監視装置に組み込みやすくなっています。この新製品により、温度変化が激しい場所でも高い信頼性を維持できるDRAMモジュールが手に入ることになります。
イノディスクの信頼性と成長戦略
イノディスクは、フォーブス誌のAsia's 200 Best Under A Billionに選出された企業であり、産業および企業向けに高品質なフラッシュストレージやDRAMモジュールを提供しています。2005年の創立以来、多様な産業分野のお客様に向けて、高い技術サポートと共に製品を提供してきました。今後も、航空宇宙や防衛、クラウドストレージなどの市場での成長を目指し、さらなる革新を続けていくでしょう。詳細については、イノディスクの公式ウェブサイト(
http://www.innodisk.com)をご覧ください。
この新しいVLPシリーズは、温度の過酷な環境でも安心して使用できるメモリモジュールとして、多くの市場から期待されています。今後の動向に注目です。