大和ハウスグループの大和リース株式会社が、環境への配慮と効率的なエネルギー利用を両立させた「D's ecoポート」を発表しました。こちらの製品は、駐車場に設置できる太陽光発電一体型カーポートで、2025年の10月1日より全国での販売を開始します。
環境への配慮と利便性の両立
「D's ecoポート」は、日本が推進する再生可能エネルギーの基本計画に沿った形で新たな発電場所を提供します。これまで平地や屋上が主流だった太陽光発電ですが、カーポートという形での導入により駐車場というスペースを有効活用します。特に商業施設や工場に適したデザインで、フレームは自社工場で製造された鉄骨部材を使用し、短期間かつ低コストでの設置が可能です。
「D's ecoポート」の特長
1.
ワンストップサービス: 企画から施工までを一貫して行うことで、効率的な導入が実現します。これにより、導入にかかる時間とコストを大幅に削減。自社投資やPPAモデルにも対応しています。
2.
使いやすいデザイン: 前面が開放的なデザインにより、車両の出入りがスムーズに行えます。大規模な施設にふさわしい設計がなされており、前方の柱が無いことで、利便性が向上しています。
3.
環境負荷の低減: 使用する鋼材は電炉材であり、高炉材に比べてCO2排出量を約54%削減しています。これにより、持続可能なエネルギーの利用促進だけでなく、環境への負荷軽減にも貢献しています。
4.
EV充電との融合: 蓄電池やEV充電器との組み合わせが可能で、環境に優しいカーポートとしての機能をさらに強化しています。
商品の概要と販売目標
「D's ecoポート」の仕様は、中央用(Y型)が12台駐車可能で、660Wのソーラーパネルを56枚搭載し、36.96kWの出力を誇ります。また、端部用(L型)も同様に12台駐車用で34.32kWの出力を実現しています。販売地域は日本全国で、年間目標売上は10億円を見込んでいます。価格についてはオープン価格となりますが、必要に応じて駐車台数を変更することもできる柔軟な仕様です。
大和リースの再生可能エネルギーへの取り組み
大和リースは太陽光発電所や小型風力発電所の建設を進めており、再生可能エネルギーの普及を目指しています。また、PPA事業を通じて、脱炭素社会の実現に向けた取り組みを行っています。全国に設置された再生可能エネルギー事業施設は、多種類の事業で脱炭素の意識向上に貢献しているのです。
「D's ecoポート」は、エコで便利なだけでなく、業務効率を高める新しいカーポートとして、多くの企業や施設に受け入れられることでしょう。詳細については、大和リースの公式ウェブサイトもご覧ください。