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高齢者福祉に新たな風！書籍販売で活字文化を再生

株式会社いきいきらいふが、新たな試みを始めました。高齢者デイサービスおよび入居施設において、書籍販売を開始し、外出が難しい高齢者に活字文化を再提供することを目指しています。この取り組みは、日常生活における趣味や嗜好の幅を広げ、QOL（生活の質）の向上を図ることにあります。

書籍販売の背景

2015年から提供している「いきいきらいふマルシェ」は、高齢者に食品や嗜好品の購入の機会を提供しており、非常に好評を得ています。そして、書籍の取り扱い開始は、昨今の書店数減少に対する解決策として位置づけられています。特に、外出が困難な高齢者にとっては、図書館や書店に足を運ぶこと自体が難しいことが多く、施設内での書籍購入機会の創出は、彼らの読み書き文化を継続させる大切な役割を果たします。

高齢者のQOL向上を目指して

書籍に親しむことで得られる知識や楽しみは、介護サービスにはない貴重な体験です。月毎に変更される選書によって、常に新しい物語に触れる機会が与えられるため、認知機能の向上も期待されます。高齢者が再び活字に触れることで、生き生きとした生活を送れるよう支援していくのです。

セクシャルウェルネスへの配慮

また、いきいきらいふは高齢者のセクシャルウェルネスにも注目しており、近年ではこの領域にも積極的に取り組んでいます。例えば、成人誌も一部取り扱うことで、高齢者の性に関する需要にも応えるよう配慮をしています。これは、特にオリンピック期間中に成人誌取扱いが制限されていたことも影響しており、移動が難しい高齢者にとっては非常に重要な選択肢です。

パートナーシップで広がる可能性

この新しい書籍販売サービスの開始に際し、株式会社ダイヤ書房と業務提携を結び、豊富な選書を提供します。さらに、株式会社トーハンの「e-hon」を通じて高齢者向けに書籍を手に入れることができるため、書籍の購入がより簡単になります。そして、フルカウントとも連携し、近畿地方の高齢者施設への展開を進めていく予定です。

まとめ

高齢者向けの書籍販売サービスは、ただの商品の提供にとどまらず、彼らの生活の質を高め、心身の健康づくりを支える重要な施策です。今後も、いきいきらいふは高齢者のニーズに寄り添ったサービス展開を続け、豊かな社会づくりに貢献していくことでしょう。新しい取り組みを通じて、高齢者がますます生き生きとした生活を送れるよう、応援していく姿勢が大切です。

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