映画『地の上、地の下』の上映会をお見逃しなく
今年8月、ミャンマーを舞台にしたドキュメンタリー映画『地の上、地の下(ABOVE AND BELOW THE GROUND)』の特別上映会が開催されます。本作は、北部カチン州のイラワディ川源流に関する開発計画、特に「ミッソンダム」に焦点を当て、そこで繰り広げられた人々の反対運動とその背後にある文化の保護の試みを描いています。
上映会の詳細
八王子会場
- - 日時:8月3日(土) 14:00〜16:30
- - 会場:アミダステーション
(八王子駅から徒歩2分・東京都八王子市東町3-4)
事前のお支払いが難しい方は、事務局へどうぞ。また、当日席も若干数用意されています。
申し込みは
こちら。
新宿会場
- - 日時:8月17日(土) 15:30-18:00
- - 会場:常圓寺
(新宿駅西口から徒歩6分・東京都新宿区西新宿7-12-5)
同様に事前支払いが難しい方はご一報を。申し込みは
こちら。
映画の背景
ミャンマーでは、これまで多くの大規模な開発プロジェクトが進行してきました。しかし、その影響は地域の人々の生活に深刻な影を落としています。特にミッソンダム計画は、イラワディ川に寄り添って生活してきた人々の故郷を脅かしているのです。この計画に反発したのは、かつては移転を余儀なくされた地元の人々でした。彼らの声が上がることで、徐々に反対運動が広がり、全国的な動きとなったのです。
映画では、反対運動を先頭に立って進める勇敢な女性たちや、現地の文化を守ろうと奮闘する若いミュージシャンたちの姿が描かれています。彼女たちの活動は、ただのデモにとどまらず、持続可能な未来を求める強い意志の表れでもあります。
主なキャストと監督
本作品を手がけるエミリー・ホン監督は、ソウル生まれで現在はフィラデルフィアとバンコクを拠点に活動している映像人類学者です。彼女の作品は、先住民族の権利や環境的正義をテーマにしたものが多く、ドキュメンタリーの力を通して社会の変革を目指しています。
映画の意義
『地の上、地の下』は、ミャンマーの現状についての理解を深める貴重なドキュメンタリーです。中央政治に対する複雑な思い、人々のアイデンティティを守るための戦いなど、見る人に熱い思いを伝えます。映画祭でも高く評価されており、観客に新たな視点を提供することでしょう。
ぜひこの機会に映画を鑑賞し、ミャンマーの現状や文化について考えてみてください。
主催・後援
本上映会は、アーユス仏教国際協力ネットワーク、メコン・ウォッチなどの協力のもとで開催されます。問い合わせは特定非営利活動法人メコン・ウォッチまで。