満員劇場御礼座の新たな挑戦『平成グッドバイ』
東京公演『平成グッドバイ』の上演が決定し、2018年12月6日から9日まで中目黒ウッディシアターで行われる。この公演は、関西を拠点に活動している劇団「満員劇場御礼座」による新作であり、30年間の平成という時代を振り返る内容になっている。劇団の座長である田中義一を中心に、多彩なクリエイターが集結した彼らの魅力は、名もなき市民の日常にスポットを当てたコミカルなストーリーにある。
活動の背景と劇団の特色
満員劇場御礼座は、約20年間にわたって、関西地域で多くの公演を行ってきたユニークな劇団である。メンバーは、広告賞を受賞した数々の実力派クリエイターで構成されており、日常の中に生まれる小さな事件や感情を描くことに長けている。その活動の幅は広く、劇団員のほとんどがサラリーマンという、いわば「働く・演じる」人々によるものだ。
観客層も、一般的な演劇のファンとは一線を画し、「初めて演劇を見る」という人々や、知人に誘われた人々まで多岐にわたる。彼らの作品は、特に一般の人々に親しみやすく、数多くの新しいファンを獲得している。
公演内容について
公演タイトルの『平成グッドバイ』は、その名の通り平成の時代を振り返る短編集で構成されているが、決して大きなニュースや出来事を取り扱うわけではない。真に重要なのは、市井の人々の「小さな事件」の数々であり、各話の中で彼らの日常の中に潜む喜怒哀楽が描かれている。
各話の概要
公演は全6話から成り、以下のような内容が予定されている:
1.
「Wサカイの30年」 - 二人のOLが30年分の思いを振り返る。
2.
「母への電話」 - かつて伝説的詐欺グループが登場する物語。
3.
「さよなら、ガングロ先生」 - 生徒たちに贈る学びのメッセージ。
4.
「ある夫婦」 - 夫のボランティア活動を祝福できる妻の葛藤。
5.
「平成5年の肯定ペンギン」 - 絶対的な存在であるペンギンが復活。
6.
「しゅうかつ」 - 夫の終活を巡る不安なストーリー。
これらのストーリーを通じて、観客は自身の経験や感情とリンクしながら楽しむことができるだろう。
公演の詳細情報
上演スケジュール
- - 場所: 中目黒ウッディシアター
- - 日程: 2018年12月6日(木)〜9日(日)
料金
- - 前売り: 3,500円
- - 当日: 3,800円
チケットは公式ウェブサイトからも購入可能で、販売ページには便利な予約フォームも完備されている。
お問い合わせ
公演に関する質問や問い合わせは、以下の情報を参照してほしい。
結論
「満員劇場御礼座」は、異色のキャストと独自の視点から巻き起こる短編集を通じて、観客に新たな感動の体験を提供する。この機会に、ぜひ彼らの新作を観に来てほしい。