神田に誕生した貨物シェアオフィス「12 KANDA」がグッドデザイン賞受賞！

「12 KANDA」がグッドデザイン賞を受賞

東京都千代田区神田須田町に位置する複合シェアオフィス「12 KANDA」が、2024年度のグッドデザイン賞を受賞しました。本施設は、リストデベロップメント株式会社と株式会社リビタとの共同プロジェクトで、その革新的な設計やインフラの整備が高く評価されました。

12 KANDAの魅力とは

「12 KANDA」は、シェアオフィスの新たな形を提案するブランド。利用者同士が、また街の人々と一緒に交流するための「たまり場」を目指し設計されています。外に面した広々としたテラスや、街とのつながりを意識した避難階段の設計は、利用者の行動を自然に街へと導きます。

このような工夫により、単調なオフィスビルとは違い、利用者だけでなく通行者にも開かれた空間を提供しています。特に消費者や地域住民にとっての「街のたまり場」としての機能を持つことが、評価のポイントでした。

業務用キッチンと多様なアクティビティ

本施設には、業務用キッチンやギャラリー、アトリエスペースなど、さまざまなアクティビティを実現するための施設が備わっています。出店者は自己資金を抑えて「食」の事業に挑戦できるため、日替わりの飲食店が躍動的に営業中です。これにより、利用者や近隣住民は新鮮な気持ちで訪れることができます。

例えば、業務としての利用はもちろん、趣味の教室や展示・物販を行うためのスペースの提供。こうした多様なニーズへの対応は、「12 KANDA」が提供する新しいオフィスの価値を高めています。

審査員からの評価

審査員は、「12 KANDA」の設計を高く評価しています。特に「建物前面にテラスと避難階段を配置し、テナントへのアクセスを創出した」ことが、街の生活者にとっての新たな体験を提供したと指摘しています。また、このプランニングのおかげで、施設にはシェアオフィス会員だけでなく、近隣の住人や観光客が自由に訪れることができ、賑やかさが生まれています。