血糖モニタリング新登場
2018-12-03 13:00:42

日本メドトロニックが新たに血糖モニタリングシステムを提供開始

日本メドトロニック株式会社は、インスリン治療を行っている糖尿病患者に向けた持続グルコースモニタリング(CGM)システム『ガーディアン(TM) コネクト システム』の販売を開始しました。この画期的なシステムは、血糖値をリアルタイムで把握できるため、糖尿病患者の治療を大きく支えるものと期待されています。

『ガーディアン コネクト システム』の特徴は、スマートフォンなどのモバイル機器にデータを送信することで、患者自身がいつでもどこでも血糖の変動を確認できる点です。また、独自の予測アラート機能を搭載しており、高血糖や低血糖になる前に通知を行います。これにより、早期の対応が可能となり、重篤な症状を未然に防ぐ手助けができます。

同システムは、特に注目すべき点が、SMSを利用したアラート通知機能です。これにより、患者の家族や医療従事者も、インターネットを通じて患者のグルコースレベルの変化を把握できるようになります。データの連携により、医療従事者との情報共有がスムーズになり、より良い治療が実現します。

5分ごとに更新される血糖データは、最大288回の測定を行い、それを患者のモバイル機器へ直接送信します。固定された上限・下限値に達する前にはアラートを発するため、患者は自分に適した血糖管理が行いやすくなります。

この新しいシステムについて聖マリアンナ医科大学病院の田中逸先生も言及しています。「インスリン治療を行っていても、様々な条件で予期せぬ低血糖に見舞われることがあります。この新システムは、患者がリアルタイムで血糖の状態を確認でき、適切な行動をとれる手助けとなります」と述べています。

糖尿病患者が特に危険な状態にある運転中や就寝時でも、グルコースの変化を把握できることは大きなメリットです。警報機能によって、眠っている間も高血糖や低血糖を知らせることができるため、より安全な生活を支援します。

メドトロニックのフーマン ハカミExecutive Vice Presidentは、「この新しいテクノロジーが患者の血糖管理を改善し、人生の質を向上させる手助けになることを願っています。全球での販売拡大を通じて、もっと多くの患者にこのシステムを提供していきたい」と語ります。

『ガーディアン コネクト システム』は、現在米国、ヨーロッパ、オーストラリアなどでも展開されています。日本での投入により、国内の糖尿病患者に対しても効果的な治療の選択肢が増加することが期待されており、今後の動向にも目が離せません。

持続グルコースモニタリング(CGM)システムは、スマホなどで血糖の変動を確認するだけでなく、医療従事者とのコミュニケーションにおいて大きな役割を果たすことができます。今後さらなる技術革新が期待される中で、患者自身の生活の質を向上させるための新たな手段として位置づけられるでしょう。

会社情報

会社名
日本メドトロニック株式会社
住所
東京都港区港南1丁目2番70品川シーズンテラス 22F
電話番号

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