東武鉄道と日立が提供する新しい生活スタイル
近年、私たちの生活はテクノロジーの進化に伴い、ますます便利になっています。その中で、
東武鉄道株式会社 と
株式会社日立製作所 が手を組み、無駄な持ち物を減らし、よりスムーズな生活を実現する生体認証サービス「SAKULaLa(サクララ)」を本格展開します。このサービスは、指静脈認証を活用し、カードやスマートフォンを使用せずに手ぶらでの決済やポイント獲得を可能にします。
国内各地に展開される「SAKULaLa」
「SAKULaLa」は、2023年4月11日からスタートし、今後全国のコンビニエンスストアや家電量販店、さらに鉄道や東京スカイツリーなど多様な業態で利用可能になる予定です。登録情報に基づいて、無理なく生体情報を利用して決済を行うことができるため、利用者は財布を忘れても安心して買い物ができます。
このサービスは「SAKULaLa」として名称が決定され、公式キャラクターとして「サクラッコ」と「ララガイ」も登場しました。このキャラクターたちは、手ぶらライフを軽やかに楽しむ様子を表現しています。
ポップアップストアでの実証実験
東武鉄道と日立は、9月3日から東京ソラマチで、9月26日から福岡天神のソラリアステージにおいて、ポップアップストアを開設。この店舗で、手軽に生体認証を利用した決済や会員確認が行える新しい体験を提供し、来店客に楽しんでもらうことを目指しています。また、このポップアップストアでは、豪華景品があたる抽選会の実施も予定されています。
今後の導入計画
今後、2024年には東京スカイツリーのオフィシャルショップ、2025年には上新電機の大阪の店舗や東武鉄道の「TJライナー」での導入が見込まれています。また、2025年度からは指静脈認証に加えて顔認証も利用可能になる計画があり、ますます多様な場面での利用が期待されています。さらに、主要ポイントサービスとの連携も進めており、利用者は手ぶらで様々なポイントを獲得できるようになる見込みです。
提携企業と今後の展望
このプロジェクトには、株式会社ジェーシービー、株式会社DGフィナンシャルテクノロジー、株式会社博報堂などが協力しており、彼らの知見を活かしてサービスの普及に努めています。東武と日立は、「SAKULaLa」の機能拡充やサービスエリアの拡大を通じて、人々の生活をより快適にし、社会インフラの進化を推進していく意向を示しています。
安全性と信頼性
この生体認証サービスは、日立が提供する高セキュリティの生体認証基盤に基づいており、個人情報の安全性が確保されています。サービスの特徴として、決済スピードが通常の手続きより約50%短縮されるとの報告もあり、エンドユーザーにとっても店舗運営側にとっても大きな利点となるでしょう。
結論
「SAKULaLa」は、私たちの日常生活を豊かにし、便利にするために開発された新しい生体認証サービスです。手ぶらでの買い物を通じて、いかに効率的で快適な生活が実現できるか、今後の展開に期待が寄せられます。これからの社会で、どれだけの人々がこのサービスを利用するのか、楽しみですね。